かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの78巻目を読んでみた

ルノリアの奇跡―グイン・サーガ(78) (ハヤカワ文庫JA)

ルノリアの奇跡―グイン・サーガ(78) (ハヤカワ文庫JA)

 ナリスの死は内通者を炙り出すための狂言であった。イェライシャの協力もあって陣営内の魔の胞子は全て除去されたが、このやり方を受け入れられないスカールは麾下の兵とともに去ってゆき、リギアもまたどこへともなく旅立って行った。幾多の苦難を乗り越えマルガに到達したナリス一行は、全世界に向けて新生パロの樹立と聖王アルド・ナリスの即位を宣言する。

 まさかスカールはパロが嫌になったついでにリギアにも愛想尽かしたわけじゃないよね(泣)?

 スカールの離脱はまことに残念。事情が事情なのだから見逃してくれよぉ!(←小※今日子風に)と云いたいが、そこを譲れないのがスカールという男なのか。リギアもついにナリスを捨ててしまった……ぜひスカールと再会してほしいけれど、逢っても以前のようなラブラブには戻れない気がする……(スカールとリギアの今後については現時点で私は本当に知りません!)。
 はっきりそう発表したわけでもないのに、ナリスの棺を守る軍勢を見過ごす村々がことごとくその偽造死を確信してるのが可笑しい。どんだけナリスの十八番「死んだふり」が浸透してんねん!ということですがな。
 ヴァレリウスとヨナが急速に同志として結束を強めたが、この二人が実は同じ育ての親に世話になった繋がりがあるということすっかり忘れてた……。ヨナはヴァレリウスが(表向きは)アムブラを滅ぼした張本人であることはもう気にしてないのかな?少し前の日記でヨナがもうミロク教に傾倒してないんじゃないかと書いたが、撤回。教義をより先の解釈で捉えるようになっていただけらしい。ヤンダルとの戦いを世の暗黒を一掃するチャンスって……すごく理想が高いねw。