グインサーガの115巻目を読んでみた
表紙のリギアが巨NYUというより爆NYUのレベルでびっくらこ。
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: 文庫
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年に一度の水神祭りが始まった。町を上げての乱痴気騒ぎが繰り広げられる中、城から突如スーティが失踪する。実はグインの手引きによりマーロールの地下王国に匿われていたのだが、グインはなんとか仲間全員があえて伯爵の不興を買うなどで地下へと落とされるようにと画策しはじめる。闘技大会ではブランとリギアがとりあえずは勝ち進みつつ、城ではグインとマリウスが一芝居うって、まずはフロリーが穴へと落とされるが。
それにしてもこのマリウス、超ノリノリであるw。
今回もほっとんど話が進まなかったな……(-_-;)。祭りの描写、その場を営む人々の模様、賭け事の設定なんぞを延々延々えんえ~~~ん!と活写するそのこだわり今や最高潮!という感じ。殆ど飛ばし読みしてるけど……。栗本先生って実は設定フェチだったのか?(って何を今更)
この後に及んでもグインは、あくまでガンダルと当たる前にタイスを抜け出す算段なのかYO。なんと強情っぱりな……。ここまで引っ張ったならば、グインも、そしてリギアも闘技大会で優勝してからタイスをさらばするしかないだろーがよッ!(え?ブラン?ブランは……どっちでもいいやw)そういや新手の敵キャラと思われたマーロールはあっという間にグインの心強い味方になってしまった。まあ、いいけど。
読んでる側からすればあきらかにマリウスのオネエな態度は芝居なんだけど……水を得た魚のごとく、すごく生き生きしているように思えるのは気のせいだろうか?思えばグインと同道した数々の冒険譚のなかでもある意味最も大活躍しているのがまさに今!なのでは*1!?と……(^^;)。
*1:ヨツンヘイムを旅した際に魔物を眠らせた以来かも。