かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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続々・井口昇監督の他作品を鑑賞してみた

戦闘少女 血の鉄仮面伝説 [DVD]

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 うあああ!!!いとうまい子が木っ端微塵にっ!!!

 旧人類(蛭子族ということなので日本神話がベースなんだな)の血を引く少女たちが自分達を迫害してきた日本政府に戦いを挑むも、無関係な人々を巻き込むテロも辞さないリーダーの姿勢に主人公は疑問を持ち……というお話。正確には井口監督含む3人の監督の共同作品。東映制作ってことで、同社作品のオマージュがいろいろ入ってる。鉄仮面で3人組ってのはモロ、あのドラマのパート2ですがな(笑)。
 前に観た2作、そして劇場版ザボーガーと併せて、井口監督が体に異形を仕込んだ女の子の生き様描写に非常にこだわりがあるのはよぉーーーーーく判った。口から飛び出す何かで男を酷い目に遭わせる展開が大好きだというのも(笑)。メインの3人のうち、ゴーオンの美羽(主人公)と高山侑子さん(スミマセン、この作品で初めて名前を知りました)は手が鉤爪になったり、顔や腕が硬い鱗で覆われたりとまあアリな感じの特殊メイクかなと思ったのですが、びっくりしたのはシンケンイエローの森田さん!両腕はタコのようににゅるにゅるのたくるわ、口元もグロ仕様に変化するわ、そんな手や口であーんなことやこーんなことを!さらにはミミズのようなワームを手の先から発射して相手の体内に入り込ませ……要するに触手っ娘(爆)。た、体当たりすぎるぜ、ことはちゃん(驚)!
 同じスプラッターでも「マシンガール」よりはかなりマンガチック仕様。解けてゆく※※※も良かったけれど(「記憶が消えてゆく~」)、あのパン屋の女将さんが切り刻まれて遂には……の描写には大爆笑させていただきました。クライマックスは、画面中に降り続けてるのは血なんだか闘いの火花なんだか判らない程のカオスシャワー。それをを観てる方も存分に浴びせかけられる感じ。ラスボスの造型は……かなりキてましたねえ(神道というものは突き詰めれば、やはりその部分にたどり着くのか)。神様は神様でも、そっちの神様もいじるのか!なんて描写もあったりして(まあ田中※一先生をあそこは容認してる位だから)。そんな中に、なぜか音符風に飛び散る血糊や、天使の羽を連想させる戦闘服など、少女ものドラマらしい演出もそれなりに入っているという。

 この井口作品チェックシリーズは昨秋ザボーガーを観た直後から目論んでたんだけど、この「戦闘少女」は旧年中に観なくて正解だった。12月に某イベントで津田※治さんをフツーにお見かけしたのだが、まあこれを観たあとの目撃であったらば「あのシーン」を思い出してイベント中終始腹筋との戦いになっていたであろうから(爆)。

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