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続々続々・井口昇監督の他作品を鑑賞してみた

恋する幼虫 [DVD]

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 こ!れ!は!!!凄い作品を観てしまった、のだろうか?こんなド変態と純愛が美事に交じり合った恋愛映画が存在しただなんて。

 劇場版ザボーガーには、劇中最大の問題箇所とも名高い(?)トンデモメタファーなセ※※スシーンが存在するが(えー、戦隊クラスタの方々にアピールしておくと、走輔@ゴーオンと風のシズカ@ボウケンがやってます。特にシズカは頑張ってるぞ!)、あんな描写は監督的にはまだまだ序の序の序の口であったということが、この映画を観てよぉーく判ったw。序盤のとあるシーン、変態通り越して基※外だ。ええ、天才と背中合わせの基地※ですとも。あそこ、まだ思い出すだけで体の一部分がムズムズするんですけどw。
 物語を説明するのがとっても難しい作品なんだけれども……恋愛に臆病な男女の交流もので、ヒロインが吸血鬼になってしまってそれを主人公が彼なりの形で受け止めて結ばれるまで話、かな。血を吸う場面が、めちゃんこEROい。具体的にどんな風に吸うのかはここでは書かないけど、モロにアノ行為の暗喩。ていうかこの映画、性的描写メタファーのオンパレードだなあ。裸やキスや美形(主演のお二人ゴメンナサイw)を使わず、いかにエロスを表現するかにあれこれ試してる、みたいな。監督が監督なのでかなりグロに偏ったエロスではあるが。
 ぱっとしない風貌のヒロインが吸血鬼化が進むにつれてどんどん艶かしく見え始めたことに、当方、女ながらちょっとドキドキしてしまった。うむ、個々の場面よりその点に萌えたかもしれぬ。ラスト、あんなとんでもないシーンなのに、二人が結ばれて幸福そうにしていることにカタルシスを覚えて見終わった。エログロ満載ながら、非常に共感のできるラブストーリーでもあった。井口作品鑑賞シリーズではマシンガール以上の満足度だ。

 怪しげなシーンになる度に流れたあのメロディが耳から離れない。あの音楽が場面の淫靡さを強調するのに三役くらい買ってるよなぁ。純愛めいた描写の箇所で使われていたのはなぜかポセイドンアドベンチャー主題歌のインスト。好きな歌だったから一発わかったぜ!