「タイマンはりたきゃ一人で来い」って日本語おかしくない？

　先日、片腕マシンガールを観た所為か、セーラー服で戦う少女ものが他にも観たいなーと思っていた。で、「blood-c」と迷ったんだけどｗこちらに（というか東映chでやってた）。

スケバン刑事 コードネーム＝麻宮サキ 通常版 [DVD]

　オープニングタイトル良し。序盤のあややがかなり非常に凶悪そうで良し。竹内力がいつも通りで良し（この人が普通に連ドラに出ていたことをどれだけの人が覚えているのか……）、母親との屈折した関係が原作を彷彿とさせて良し、というかアノ人を出演させたのはＧＪ！暗闇警視が相変わらずの怪し気な貫禄で良し。ヨーヨーの携帯の仕方がちょいセクシーで良し。というか初めて使うという設定なのでなんと投げたヨーヨーが跳ね返ってきて本人の頭に当たってしまう！というギャグはお見事。「てめーの全存在がうぜえんだよ！」な彼女のノリノリの悪役ぶりも良し（時代は変わったのう……）……などなど佳い点も多分にあるのだが、脚本がかなりつまらなくて残念だったorz。なんだかサキが敵に翻弄されていく間に事件がどんどん進んでいって、気がついたら最後の戦いの場になっていた……みたいな。
　ラストバトルは制服姿じゃなくてがっかりしたが、原作のサキも戦いでは大抵私服だったしなｗ。にしても、ドアップになったときにサキの化粧がまるわかりだったのに萎え……。あと、原作を意識し、作風もあそこまで硬派な演出にこだわるなら、サキの性格は変に人情家にせず、もっと厳しさを出しても良かったんじゃないですかね（あのヘンテコな大阪弁の子は原作でいう純子ポジなんだろうけど、あんなヘナチョコにサキはほだされたりはしないだろ！）。
　……んーやっぱりマシンガールだなぁ。あれＤＶＤ買っちゃおうかしら（メイキング見たいし）。

　ついこないだの映画と思っていたが、メインの女の子たちがハロプロであることに時代を感じるなあ（笑）。原作者の和田先生は昨年鬼籍に入られてしまったんですよね……。未完の作品も幾つか遺したままに。