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グインサーガの外伝21巻目を読んでみた

鏡の国の戦士―グイン・サーガ外伝〈21〉 (ハヤカワ文庫JA)

鏡の国の戦士―グイン・サーガ外伝〈21〉 (ハヤカワ文庫JA)

 七人の魔導師事件以降も、ケイロニア王グインを狙うあやしげな者達は後を絶たなかった。ある時は寝所の只中まで、またある時は妊娠中の愛妾ヴァルーサの身にまでその魔手は伸びるが、これらの怪異をグインはスナフキンの剣やユーライカの瑠璃の助けを借りて切り抜けてゆく。黒曜宮の主たる鏡の妖怪を降参させた時、ヴァルーサの出産は間近であった。

 七人の魔導師以来のヴァルーサの登場!

 寝間での場面しかなく、しかも僅かばかりの描写であったが、それなりにラブラブ仲良くやってるグインとヴァルーサ。……なんでシルヴィアの時はこうできなかったのかと小一時間(涙)。ヴァルーサはアキレウスにもハゾスら諸臣たちにも好意的に受け入れられてるようだし、一方でシルヴィアはルカから害毒(!!!)呼ばわりだし、そんなんだからますますぐれちゃうんじゃないかよぉー!>シルヴィアちゃん。
 そうそう、イケズなツッコミをすれば、七人の魔導師事件の際はスナフキンの剣やユーライカの瑠璃(←特にこっち!)は何やってたんだ、ってことになるんだよな(^^;)。まあ、ヤンダルの魔力に封じられていたということで……。
 グインが人外の女子(もともと好色なやつが殆どであるがw)にモテるのは以前からのことだが、今回はなんと蛇姿の妖婆にあられもなく迫られて、珍しくびびったり「助けてくれ!」と叫んじゃうグインが見れちゃう。ここがこの巻の最大の見所だったような。命を狙ってくると遠慮なく(?)反撃できるけど、ただ押し倒されるだけじゃさしものグインも強攻策はとれないのね。

 グインの息子は果たして豹頭だったのか、今となっては永遠の謎になってしまったな……。