かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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東映公式つべにてタイムレンジャー第17話「ねじれた正拳」配信

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 この頃はOPのテロップがあれやこれやと試行錯誤してる頃なんですね……役名表示はともかく、歌詞が付くというのはは珍しい。音楽担当の亀山さんはサントラのライナーノーツだか雑誌のインタビューだかで「子供向けか?と問われれば大丈夫。ポケモンの難しい歌も子供は歌ってるし」と回答してましたねえ。たしかに空劇では子供が歌ってるのを見たことはあるよ。でも、この歌は難しい。私も1度挑戦して以降、カラオケでは全く選んでないw。歌手ご本人(佐々木久美さん)も「難しい」とのたまってたくらい(04年戦隊魂)。

 前回の「そばにある夢」が山口脚本の最高傑作なら、この話は……うーん、当時「宇宙船」にも問題提起文が寄せられたんじゃなかったっけ?生々しいテーマを軽々しく扱い、しかも簡単に解決させるなって。実は、荒れるとまではいかずとも私が運営してたファンサイトの掲示板でもちょっとした議論になった記憶があるんですよね。恥ずかしながら、当時この話題にピンと来なくて(幸運ながら、弱者がさらなる弱者を虐げる、金銭をむしり取る等のいじめには全く縁のない学生時代を過ごしました)、どうコメントを返したのか全く覚えてない。でも、一部の人達にとっては「洒落にならなかった」話なんですよね。もちろん今でも。
 とまあ重く取り上げてみたけれども、一方で子供に見せる以上は敢えて単純にスカっと終わらせてもいいじゃん、な見方もアリなわけで(でも某井上あたりならどう料理したかな、という思いもある)……なんじゃあの群竜会ってだっさいネーミングは!2000年当時でもありえんだろ(汗)。でも「群(れる)」ってのはある意味象徴的かも。ワル化したマコトのメーキャップも殆どギャグの域だし、敢えてそうしてリアルさを弱めたのかもしれないが、ここらへんがこれまた当事者にとっては逆なでされる気分だったのかもしれませんね。台詞もカッコいいようで思いっきり意味不明だし。「俺の正義は金じゃ買えない。勇気という名の法律だ!」とか、何云ってるのかさっぱりだよね(←をい)。
 ……結局、辛口になってしもた。にしても永井さんは初期クールで一気に垢抜けして、この頃は既に洗練され見栄えどすなあ(髪型を変えた、というのもあるが、1~5話頃と見比べると違いが歴然)。マコト役の崎本大海くんは舞台版銀英伝キルヒアイスなど、現在も舞台にドラマにバラエティに活躍中の人気俳優さんだが、申し訳ない、このタイム以外できちんと演技してるとこ観たことない(汗)。ヘ※サゴンも興味なかったし……。

 今話の名(迷?)台詞「また銀行強盗でもやるか?」「ダメだ。ドカンと入るとまた派手に減っちまう」悪事を働くのに経費を気にする悪の組織(汗)!!!