かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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祠堂学院高等学校シリーズを観てみた・その1

 ひょんなことからテニミュ大スキーな友人に薦められて観てしまった。ゴセイ黒の子が主演の学園BLもの(相手役の方もウルトラシリーズご出身だそうだが……スミマセン、よく知りませんw)。

 以下、結構やらし……濃い箇所wにも触れますので、念のため折り畳みます。

 最初にパッケージを見た時は、思わずモネちゃん風に「お兄ちゃんなにやってるのっ!」とツッコンでしまいそうになったがw、開始後十数分になるかならないかのうちに、低予算学園青春雰囲気映画としてはそれなりにきちんとした作りであるということが伝わってきて、斜めに見る姿勢を撤回。山奥の全寮制男子校が舞台ということで、非常にお耽美というか雰囲気のある画作りが徹底されているし(本当は日本にあんな学生寮ありえんだろ!とは思うけどw)、私服と制服の使い分けも絶妙だし(あえて流行を追っていない感じが良い)、主役カップルをとりまく友人たちの表情も少ない出番なりに好感が持てるように描かれていてるし(重要な要素だと思うのです。主役だけが引き立ってもねー)、要は「トーマの心臓」や「風と木の詩」で描かれたギムナジウムものの香気がきちんと再現されており、非常に嬉しくなってしまった。
 物語は残念ながら面白いとは云えず……というか、攻め役のギイ君が大財閥の御曹司でもあったばかりに学内の生徒達からやたら群がられるようになり、ギイとのコネクションを確保しようとするあまり、その恋人であるタクミ(アグリ兄ちゃんとは真逆のキャラ!)にもあらぬ迷惑をかける恐れが出てきたために、学内ではギイはタクミにわざと冷たく振舞うことを決意……という「実行に移す前に一言相手に断った方が良くない?それ」みたいなことをなぜか相手に云わないばかりにすれ違いが起こってしまったという、感情移入するには突っ込み部分が大きすぎるぞヲイみたいな内容で(汗)。それでも先に述べた通り全体的な雰囲気は非常に良かったので、「まあ悪くはなかったな。最後は仲直りしてちょっとチューして終わりかなぁ~」くらいの気持ちで終盤まで観たら……最後の最後にキッスどころか、がっつり本格的なNURE場シーンがあってひっさびさに目玉ポーン(AA略)!!!!!さ、最近の三次元BLはここまで来てたのか!!!

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 ………5分くらい延々ヤッてるんですが。数十回まうすつーまうすしまくってるんですが。体位がかなり(良い意味で)いやらしいんですが。明らかにオ※※※※※クスやってるんですが。愛撫を受けるはまおくんの表情がとんでもなくえろすなんですが。うろ覚えであるが「薔薇の葬列」の冒頭シーンを思い出してしまった。高校生役、ということでもギイ役の渡辺くんは二十代半ばとのことであったが、タクミ役の浜尾くんは当時正真正銘の現役高校生!ひえーーーっっ!!!ちなみにこの場面は※コ※コで探すと割と簡単に見つかる……。

 見終わったあと思わず落ちた目玉を捜索DVDパッケージを確認してしまった(^^;)。ううむ、どこにも※‐15やPG‐1※の文字は見当たらぬ……そりゃ男の子の上半身裸はいくら丸見えでもレイティングには引っかからないけどねぇ。でも……でも、ちゅっちゅしてるだけならまだしも明らかにオー※※※※※スの描写匂わせてて映倫Gってある意味凄いよー!というより、真面目な話、生生しさを可能な限り抑えて美しさを強調すればそういう展開は可能なんですねぇ(感心)。それとも、男の子同士の愛はまだまだ日本ではファンタジーであり、現実的なものとはみなされていないのか。

 以下が映画の予告編。ほんのちょっと絡みの場面もあるので再生にはご注意を。