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「家畜人ヤプー」第1巻を読んでみた

 かれこれ5年ぶりくらいに読んだ。やっぱり面白い。

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

 前に読んだ折は、次々と登場する生体家具やら動物系畜人やら倭人種やらのヤプーの奇想天外用途にただただ仰天するばかりで、中でもやはりセッチンの一連記述にぶっ飛んだ記憶があるが、今回再読してみると、あの手この手(?)で「踏まれる」「乗られる」シチェーションが多いのに気づき、やはりマゾ小説なんだなぁと。足裏布団なんて、わざわざ生きているものを入れるか(^^;)!?頭の上で靴を履き脱ぎされ、その足の臭いに悦ぶ靴道具畜の描写など、汚物愛好趣味がピンとこないからかもしれないが肉便器セッチン族あたりよりも作者の願望が反映されてないか!?とか思ったり。また、倭人決闘の描写でも、決闘士達も日々生きるか死ぬかで大変だろうけど、審判倭人ももしもうっかり主人の賭けた戦士側に不利な判定などをしてしまったら、どんな目に合わされるか命懸けの日々だろうなぁ……などと空想。
 どう見てもポーリーンのミス&勘違いがもろもろの元凶なのに、それらについては一切反省せず、自身の非を隠匿して物事を推し進めようとする彼女の姿勢が凄い。こんなのが一家の長、ひいては国の重鎮で本当に国家に歪みが生じないのかなどど田中※樹風に考えてしまうのは、やはり私が「ヤプー側」であるからか。