かんまんこうろうひ・はてなブログ編

はてなダイアリーとはてなブログの違いが全くわかりません

「※※の気持ち考えてる?」という言葉が嫌い

 ずばり書くと、最近の「純と愛」の展開はキツい……。いや、面白くなくなったわけではないけど(ここに来て土曜日に必ずイチャラブシーンを入れるようになったのは何故だ?リクエストか?)、登場人物の誰も武田鉄矢の哀しみに気づかないというのが、個人的に辛い。ワタクシ、善行さんのことをダメダメな人物ではあっても(←人のことは言えない)悪役だとは、視聴開始以来今まで一度も思ったことがありませぬ。正直、私自身も共同体の中で大勢が持つ価値観を共有しえない側に立つことが多かったので、どうしても宮古とおじいへの愛着を強要する純たちの姿勢に同調できない善行の寂しさに、昨年末から感情移入してしまっているのだ。

 価値観の異なる親子の確執ものというと、思い出すのが三原順のこの漫画。

夢の中 悪夢の中 (白泉社文庫 み 2-19)

夢の中 悪夢の中 (白泉社文庫 み 2-19)

 親の押しつけを拒絶して逃げて逃げて逃げまくって、ようやく逃げ切ったと思ったら、思いもかけない形で親の遺した強烈な一撃をくらってしまう物語。手放して久しいが、母親の笑顔のアップシーンが忘れられない。私の場合は「逃げてもいい」ということを教えてくれたのは他ならぬ親だったので、親子の確執とは程遠い環境にいるんだけど。