かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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私の宝塚観劇履歴書 2013年3月~5月

宙組 モンテ・クリスト伯/Amour de 99!! 99年の愛 2013年3月 宝塚大劇場

 わ~な~に~!わなに~かけ~てやる~~~っ!

 大長編を1時間半ですっきりわかり易くまとめるために、終盤の展開はほぼ原作無視のオリジナルだが、あれだけ復讐の準備に年単位の時間と調査をかけておいて、アルベールの年齢から逆算して「その」可能性については(一方の当事者であるにも拘らず)裏付け取らなかったかなめダンテスってかなりマヌ……詰めが甘いですよ(・ω・`*)ネー。そりゃ罠にかかるわ(*´・ω・)(・ω・`*)ネーw。
 このお芝居で語られる教訓「知らない人から荷物を気軽にあずかってはいけない」「海上でレモンは金貨よりも貴重」「元恋人と最後に※※※した日付は念のため覚えておくべし」。


雪組 ベルサイユのばら フェルゼン編 2013年5月 宝塚大劇場

 オスアン編を観たのだから、今度はフェルゼン編を観てみるかぁ~とチケ取りに挑戦したものの、なんとか取れたのはB席の端っこ(それまではゼータクにも全てS席鑑賞でした^^;)。これが怪我の巧名?で、宝塚大劇場はオペラグラスさえあえばB席でも十分楽しめる、という事実にこの時ようやく気づくことに。
 いろいろ云われまくった脚本は、フェルゼンとマリー・アントワネット編……ではなく、あくまでフェルゼン単独編、ということで、フェルゼンと彼を取り巻くベルサイユの人々の物語になっていたことは判る。アントワネットの比重が下がってオスカルアンドレに加えてメルシー伯やルイ16世の描写が増え、ベルサイユには様々な愛の形があるとフェルゼンが感銘を受けながら自分の愛の形を追求してゆく……という構成にしたかった、したかったぽいというのも判る。が、しかし!肝心のフェルゼンの愛の形が、追求というよりは、フラフラぶれすぎ。その場その場てコロコロ変わりすぎw。ただただマリーの孤独を埋めてあげたいのか、王妃として立派にやっていけるよう支えてあげたいのか、はっきりしない、恋愛ものの主役として見るには非常にストレスのたまる奴だったw*1。なのに壮一帆さんは格調高く美しく歌ウマく好演されているという、ちょっと矛盾した?舞台だったよーな。
 当時の日記にも書いたけど、あの国境のシーンで、警備隊隊長がフェルゼンにわざと包囲網を突破させようとあえてアントワネットの悪口を云った……という描写にしとけば、それだけでも大分お話の印象が違っていたと思うのですけどねえ。

*1:実は原作のフェルゼンは中盤にはあまり登場しないので、ここらへんヅカ側に描写が委ねられてるんですよねぇ……。