私の中ではバルサ様はキル・ビルの主人公のイメージ
実は「獣の奏者」シリーズは起承転結のうちの【転】のパートがあまりにも駆け足で(悪役が何を考えているのかもよく判らなかった……ような)、全4巻2部作のうち、第1部の1巻&2巻で読むのやめちゃった(汗)。で、同じ作者のもう一つの代表作がこちら。絵がなかなか好み。
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この「精霊の守り人」も、話の肝、というか気持ちの入れどころが何処にあるのかよくわからなくて(凄腕の追手からの逃走劇にあるのか、よくわからない現象から王子を救済するところにあるのか、それともファンタジーな謎解きにあるのか)、イマイチのめり込めないまま最後まで読んでしまったのだが、その流れでなんとなく手にとってしまった2巻目……これが面白かったヽ(・∀・)ノ!
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主人公をとりまくフラストレーションがちゃんと「期待通りに」動いてくれるのがイイ(平たく云えば、悪役がちゃんと憎たらしい)。強くてかっこいい主人公には、守られる可憐な少年少女をあてがうのもいいけど、やはり、それ以上ににっくき悪役とそれを倒すカタルシスをちゃんと配さなくちゃ!!!