かんまんこうろうひ・はてなブログ編

はてなダイアリーとはてなブログの違いが全くわかりません

女戦士キリカ

 遅くなってすみませんでした。ぼちぼちやります。

  • いきなり山の上でラゴーンに呼びかけるヤミマル。3幹部が居なくなったので代わりに自分を売り込む魂胆のようです。「なぜだ、なぜ俺の手柄を認めようとしないのだ」おいおい手柄とは何のことぞな。暴魔の戦力は減ってしまったし。あーたが暗躍したお陰で向こうにはロボ2体が揃ったようなものなのだが……。
  • 中盤のヤマ場編を越したと思ったら季節は既に文化祭の季節。芸術の秋。祭の秋。テコ入れの秋。月影小夜子さんの登場です。なんといきなりクラスの出し物「シンデレラ」の主役に立候補してます。しかし彼女の目的はヒロインを演じることではなく、王子の相手役をつとめること。王子役は……炎力(既に衣装を着てスタンバイ中^^;)!なんてわかり易い行動でしょ。
  • しかし、ヒロインの座は結局はるなに。彼女開票中に一瞬、小夜子に向かって「ふふん」といった表情してなかったか?
  • 鏡は勝手に割れる、打ったバレーのスパイクは大爆発を起こす(!)、相次ぐ怪奇現象に混乱気味の小夜子を気にかける力。「小夜子さん、送ってくよ」小夜子、心の中でガッツポーズ。
  • しかし凄い身長差だな。これがキリカになるとヒールを穿くんだぜ。

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  • 「その人を上げる訳にはいきません。すぐに帰って貰いなさい」「どうかしてるわ。誕生パーティに招待したのよ」単に送ってもらっただけの筈が、いつの間にか自身の誕生パーティに招待したことにしてる小夜子。これが恋する女のしたたかさ。
  • 「実はね、月影家には不思議な言い伝えがあるの。18歳の誕生日に赤い糸で結ばれた若者が現れるの」はるなをはじめ邪魔なクラスメートが居ないのをいいことに、力に向かって単刀直入に下心ミエミエの告白をする小夜子。す、すげえ。凄すぎる。そして怖いよ。この告白を真似できる人が現実に居たらその人はネ申。流石の炎力もどう返していいのかわからなくなってるし。一途な女って怖いなあ。
  • 毒入りのワインを飲んだふりして、逆に目潰しに小夜子の親に吹きかける力。おまいはいつから忍者の末裔になった。
  • なぜそんな回りくどいことをと突っ込まずにはいられないのだが、どうやら小夜子は流星光と同じく流れ暴魔の身で、なんと2万年もの間赤ん坊のままオマモリボーマと小夜子の両親に扮した髑髏怪人たちによって守り匿われ、18年前にようやく(暴魔の復活が近いことを悟って?)成長を始めたらしい。「嘘、嘘!」「嘘じゃない!」「俺こそが、君と赤い糸で結ばれた相手なんだよ」「え?君が」しかし小夜子は否定気味でありつつつも両親や流星の予想の斜め上を錐揉み飛行気味の説得に耳を傾けている。
  • 「俺は知ってる。2年前病院で大怪我をした子供が運び込まれたときに、真っ先に献血を申し出たのは小夜子さん君だったじゃないか」そこまで知ってて何故小夜子の気持ちに気づかなかったこの鈍感ボケ(同意見多数)。
  • 人間を憎む暴魔獣や髑髏怪人といえども、小夜子を愛しみ永年守り育ててきたことには変わりない。小夜子を立派な流れ暴魔に覚醒させるべく、その妨害をしようとするターボレンジャーに立ち向かっていく彼女の両親とオマモリボーマ。方向性はどうあれ、小夜子に対する想いは本物だったわけです。しかし、その結果は……。
  • 「小夜子―!立派な流れ暴魔になるんだよー!」ちゅどーんひ、ひでえ。なんたる横暴。なんたる無情。クラスメイトの両親を容赦なくぶっ倒した正義のヒーロー。それも娘愛しさに奮戦してた者を。これがこのレビューを1ヶ月以上書き渋った理由。
  • その頃、流星の説得は続いていた。「美しい。こんなに美しいのに誰も君を認めようとしなかったではないか」流星、何気におだててその気にさせようとします。そしてその気になった小夜子さん、遂に流星の言葉に頷いた…。
  • 何故か崖をよじ登る流星と小夜子。いったい何を考えているんだ?その頃、ターボレンジャーに倒されながらも、髑髏怪人の遺した執念で巨大化したオマモリボーマ。まさに愛。しかし容赦なくラガーファイターを呼び出すレッド。巨大戦の影響で周囲の山がグラグラ。激しく揺れて……おいおいおいおい!おまはんらが小夜子さんを殺しかけてるぞ!!!なんとスクリューラガーキックの余波で山が崩れて流星と小夜子は二人揃って崖下へ真っ逆さま!!!!!今回の話はどっちが悪役かわかりゃしない(汗)。
  • しかし、その時二人の体を赤い光が包み、流れ暴魔ヤミマル(パワーアップバージョン)とキリカの二人が誕生した。すなわち、オマモリボーマと髑髏怪人の大望が成就したわけです。良かったね。

というわけで今回はターボレンジャーが悪役に見えてしまうというなんとも後味の悪いお話でした。実は次の話もいろんな意味で抵抗を感じる話だったりしますので、また間隔が空くかも。