かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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朝のリレー

 で、一昨日の話の続き。谷川氏の詩にどえらく感銘を受けた自分は、自分もあんな詩を書いてみたいと文芸部に入部し執筆を始めるのだが……入部して一週間足らずで創作の難しさを骨の髄まで叩きこまれることになる(^^;)。いや~幼かったねー、アノ頃は。詩を書きたくて入部したんじゃなくて、詩を書ける自分になりたくて入部したんだからね。谷川氏に続くインスパイアを求めて、いろんな人の詩集や随筆を読んだりした。でもそんなんで詩が書けるようになったら、誰も苦労しないんだよね。
 しかしそんな自分にも内なる声や未成年の叫び(汗)のようなものは存在したらしく、折りしも進路選択が押し迫っていた時期、「時間をうどんの生地のようにこねこね伸ばしてみたいよ~」みたいな詩を一発即興で書いたらw、先輩方には駄目出しされたが、顧問の先生の薦めで発表誌(校内限定の、本当に薄い小冊子だけど)に載せよう、ということになったのを今でも覚えている。
 今でも当時の部誌は保管してあるのだけれど、今読み返すと、カッコよく書こうとか綺麗にまとめようとかしたシロモノはとても読めたもの……という以前に「詩」と認識するのも嫌なくらいだが*1、語彙や文体が稚拙でもその時自分が思っていたことを素直に出したものは今になっても少しは読める。少なくとも当時の自分の記録として直視できる。もはや創作なんて作業に手を染めることは二度と無い自分だが、もしタイムマシンがあったら当時の自分にアドバイスしたいよ。「良い詩を書こうなんて見栄は捨てろ」「自分の心の中にあるものを出せ」って。あと、筒井康隆原作の「文学賞殺人事件」を見せたい(爆)。

文学賞殺人事件 大いなる助走 [DVD]

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 いつも気づくのは全てが終わってから。青臭い自分語り……なのだが、いつものノリで誰かに話しように書いてるこの文体もある意味十分恥ずかしいわな(^^;)。

*1:今すぐ母校の図書館に行って全て墨で塗り潰したいくらいw