かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの21巻目を読んでみた

 表紙のイリス(たぶん)は裸にマント。ときめきトゥナイトみたい(爆)。

黒曜宮の陰謀―グイン・サーガ(21) (ハヤカワ文庫JA)

黒曜宮の陰謀―グイン・サーガ(21) (ハヤカワ文庫JA)

 刺客によって斃れたかにみえたハゾスは生きていた。グインの機略によって国王暗殺を目論む真犯人は拘束され、全ては明るみに出たように見えた。しかし真の黒幕は未だ、闇の中に息づいている。陰謀の背後に隠れる国は、はたしてクムかユラニアか?王宮内でのグインの地位はいよいよ揺ぎ無いものとなって行くが。

 同じ外戚関係といってもパロとアルゴスケイロニアとクム。ずいぶんと違うものですナ。嫁いだ王妃の性格によるものか、はたまた別の理由か。
 グインのデトックス大作戦に乗せられて、マライア皇妃もダリウス大公もまー口が達者なこと(笑)。よくあんなにもっともらしく自己の利を正当化できるもんです。暗殺計画を首謀していたマライアのみならず、それを利用する形で自己の利を得ようとしていたダリウスの正体まで見事に暴いちゃった(←なまじ前回のマリウスの件があるのでマライアよりザマーミロと思っちゃうんだな。これが)グイン。恐ろしい子……(もちろん白眼)。

 11巻以来、間接的にとはいえ久々にグインと双子が接触。ヴァレさんはナリスの超人気ぶりを憂いたり後書きで作者が事ある毎に弄ってるのでwいいとして、リーナスは……えーとえーと、パロ編で何やってたっけ(汗)?そしてマリウスはそっちの道に入ることを本格的に覚悟してしまったみたい(爆)。イシュトヴァーンの「男娼」発言って実は伏線だったんですね。