かんまんこうろうひ・はてなブログ編

はてなダイアリーとはてなブログの違いが全くわかりません

グインサーガの外伝6巻目を読んでみた

 ぴちぴち16歳のイシュトはナリスばりの女装も披露(!)。天野さんの妖しい画風が実にぴったりだが、これがもしまだ加藤さんの絵柄であったならどうなっていたであろうか?

ヴァラキアの少年―グイン・サーガ外伝(6) (ハヤカワ文庫JA)

ヴァラキアの少年―グイン・サーガ外伝(6) (ハヤカワ文庫JA)

 ヴァラキアで博賭打ちとして身を立てていたイシュトヴァーンは、偶然窮地を救った少年ヨナと義兄弟の契りを結ぶ。ヨナは非常に秀でた子供であったが、出自上の理由から、姉とともにその身を悪徳貴族に狙われていた。無理やり拐されたというヨナの姉を救い出すためにイシュトは単身敵の懐へ飛び込むが、既に彼女は自決した後であった。姉の転生を祈りつつ、学問を続けるためヨナはパロへと旅立っていった。

 ミアイルに続く絶好のショタキャラ登場。って、16歳だったイシュトが本編では22歳になってるんだからヨナも当然18になってるわナ……。パロの学生というと「クリスタルの反乱」での活躍?が思い起こされるが、ヨナって居たっけ!?リーナスの親父(←この人は黒竜戦役でお亡くなりになっちゃったんだね)に引き取られたということは、やはりヴァレリウスとは旧知の間柄になっていたりするのだろうか???勿論イシュトとどのような形で再会するのかも気になるところ。現時点ではパロとイシュトは敵対関係なのだが……冒頭の引用がとぉーっても不吉なんだよねw(ヨナの今後については、私、本当に知りません!7月13日現在)。
 本編でも何度か名前の登場していたミロク教の教義が初めて具体的に語られる。ヤヌス信仰は複数神でギリシャや北欧のそれに似ているけど、ミロクの教えというのは終末論とか唯一神とか厳しい戒律とか、キリスト教や仏教やイスラムに近い宗教だったんですね。信仰度の強い宗教と未来の暴君って、これまた嫌な予感のフラグが立ちまくりやん……。