初めての※※※※
本日人生初の経験をいたしました。
30年生きてきて本日初めて経験したもの……それは「虫歯治療」。
実は私は史上最高に「歯並びがよろしくない」(殆ど乱○歯……まあ矯正を視野に入れてないこともないけれど) 。が、その分歯科の神様(実際に居るかどうかは知らん)の情けを受けたかどうか、30年生きてきて1度も歯医者の世話になったことは皆無でありました。
しかし。
どうも先月末から下前歯で冷たいものが染みる。息を吸っても痛みが走る。どうもこれは虫歯ではなかろうかと、思い切って歯科の予約を取りました。
そして本日、軽くドキドキしながら待合室で待つこと30分……。
繰り返しになりますがこの時点で痛みは常時のものではなく、むぎ茶を飲んだり意図的に息を大きく吸ったりした場合のみ。ひどい虫歯というのは随時ずきずきするもの思っていた自分、この時点で治療は軽いものになるだろうと思い込んでおりました。
ところが。
ところが。
ところが。
撮ったレントゲンを一目見たお医者さんが一言。
「これ、神経を取らねばいけませんね」
は?
「麻酔を打って歯を削って(生々しい図解とともに)」
ひ?
「針をつっこんで(これまた図解とともに)」
ふ?
「神経をぷちっと(←本当にこう云った)引きちぎって(図……以下略)」
へ?
「今からやりますね。後回しにするとよくないから」
げええっっ!!!!!!!
30超えたいい大人とはいえ本日始めて診療台に昇ったこの身、こっちの緊張の度が増していくのが向こうにも手に取るように判ったようで、声がみるみる子供に聞かせるように柔らかくなっていく(汗汗汗)。
で、説明から治療開始までわずか3分くらい。その間私の心中はまな板の鯉というか、ピアノの発表会で出番直前の心臓状態というか、とにかくヒヤヒヤドキドキバクバク……とか僅かながらの間の内心の動揺を落ち着かせる間もなく「診療台倒しますねぇ~♪♪♪」
……………。
……………。
……………。
……………。
……………。
「終わりデース♪♪♪」
………はい?マジデ???
ちょっとチクッとして、下あごがジンジンじはじめて(虫歯は下の前歯だったのれす)、口の中でジャジャジャ~ガガガガ~~♪(おそらくこの時削ってたのかな?)グイグイ~~♪♪♪
で、おしまい。本当にお終い。このときの私の感動度合いといったら!痛み?脳に響く???……そんなんいつありましたっけ???という感じ。抜き取ったという神経も見せてもらったけれど、白い糸くずみたいとしか感想が浮かばなかった(しかし、今思い返せば触るくらいはしとけば良かったかも……汗)。左手のやけどを直してもらった野口英世の気持ちがよーく判りましたよ!金に汚い医師でも何でも財前教授を崇める患者の気持ちも(←飛躍しすぎ)。
本日の教訓その1;今日びの歯医者は本当に痛くない
本日の教訓その2;痛みはなくとも歯の検診は定期的に受けておくべき。(やはり、歯を削らずにすむ方が良くはあるのだから……)