かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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日本映画の最高峰が看板

 日本映画専門CHで「七人の侍」を観た。ちなみに2度目の鑑賞。世間様での評価は言わずもがな書かずもがなだが、個人的にはどうも……登場人物はひげ面の薄汚れた身なりのおじさんが殆どだし、悪役の野武士たちはあまりクローズアップされず懲悪の爽快さは感じられないし、一方で百姓たちは卑屈で感情移入できないし、唯一(?)のメイン女性キャラの娘は泣き声がやたら勘に触るし……何より尺がうんざりするほど長いし。タイトルの侍たちの中にはカッコいい人もいるけど、三船さん演じる菊千代がこれまた好きになれない(汗)。「椿三十郎」や「隠し砦の三悪人」の方が面白いと思うけどなぁ、個人的には。

七人の侍 [DVD]

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 とはいえ、私は元来「尺の長い」映画がもともと大の苦手というのもあるんですがの(同じ理由で「ベン・ハー」も「アラビアのロレンス」も「ウエストサイド物語」も駄目。「ロードオブザリング」も駄目。3時間を越える映画で観終わった直後に「やっと終わった~w」よりも「面白かった!」が来たのはリバイバル劇場で見た「風と共に去りぬ」くらい)。