かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの44巻目を読んでみた

 やーようやく「時の封土」(85年発行)に収録されていた物語につながりましたのう。そうか、暫く本編にはグイン出ないのか……。

炎のアルセイス―グイン・サーガ(44) (ハヤカワ文庫JA)

炎のアルセイス―グイン・サーガ(44) (ハヤカワ文庫JA)

 ダリウスが死んだ今、グインにユラニアを攻める理由は無くなった。が、イシュトヴァーンの武名を轟かせたいアリの策謀によって首都アルセイスは戦火に包まれてしまう。一先ず混乱を収拾したグインは、紅玉宮の地下に封印されていたイェライシャに導かれ、シルヴィアを救うために独り旅立つ道を選ぶのだった。

 オー・ランとネリイがわりとかっこよくなって再登場(笑)。安寧な頃にはダラダラ無為に過ごすばかりで周囲からの人望も無かったのに、有事に突入するやいなや覚醒して頼もしく変貌する人っているんですよね~(特にこれは「乱暴」な人にあてはまることが多いw)。……意地の悪い見方をすれば「お尻に火がつくまで判らなかった」ということだし、結局グインに全面的に頼ってしまってるけどw。
 びっくりぎょーてんイェライシャ!本体は封印状態であったとは……まじない小路でちょこっとグインを助けたきり(18巻「サイロンの悪霊」)全く登場しなかった(と思う)のは、そんな事情があったからなんですね。そういや、グインが地下牢を進む途中で前世を思い出している描写があったが、あれはあれかね。※※※※※※・※ー※のことかね。