かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの外伝11巻目を読んでみた

 蛇への生贄とか頽廃した王宮とか最後のカタストロフィとか、「トワイライト・サーガ」みたいな話だったな。果たしてフェラーラはあの後どうなったのか?全くフォローされない潔さが素敵。

 キタイの都市ホータンを目指すグインはアウラの巫女の懇願を受け、人間と妖魔の混住する魔都フェラーラに立ち寄った。この地に遥か昔より祀られている女神アウラ・シャーに強く惹かれたグインであったが、グラチウスの奸計によって彼女が眠るという神殿に足を踏み入れる間もなくホータンへと飛ばされてしまう。しかし異空間の中で、グインはアウラ・カーの妹と名乗る女神と話すのだった。

 一刻も早くシルヴィアとマリウスを助けたい一方で、アウラの謎が関わってくると寄り道をせずにはいられないグイン(まあ。その他もろもろの後押し要素もあったが)。その結果、グラチーの術によってアウラ神殿をも越えて一足飛びにホータンへ。良かったのか悪かったのか(汗)。
 今回わかったこと。アウラは5人姉妹。アウラ・カーが一番上の姉。アウラ・シャーは末の妹。アウラ・シャーは猫の頭をしている(「トワイライト」でもそんなの出てきてたな)。かつてのグインは恐ろしい望みを抱いてランドックを滅ぼした?らしい。グインの他にもランドックより降りてきた者たちがいる。アウラ・シャーはグインに過去の探究よりも現世の絆を大切にすることを奨めた。うーん、今のグインからはよからぬ野望を抱くような姿は想像がつかないが。
 本編で出てきた「キタイで消息を絶ったパロの魔道師調査団」やっぱり出てきたー。しかも幽霊になって。ヤンダルさんに対抗するグラチウスがホータンで結成した黒魔道師連合についてパロ側に知られたくなかったために殺されたって……まさに「敵の敵は敵」状態。ややこしい。