「吸血鬼のための狂騒曲」を読んでみた(読み返してみた)
99年に発行された頃には主人公たちが有名人になっていると先日の日記に書いたが、85年刊のこの本で既に「名探偵の名物親子」呼ばわりされてたw。
- 作者: 赤川次郎,長尾治
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1985/05
- メディア: 文庫
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- 第1話。何者かに殺されかけた挙句記憶喪失になった少女が、自分を本物の吸血鬼と思い込んでる青年(虎之介をあやすクロロックの所帯くさい姿を見て、ショックで気絶してしまうw)と仲良くなる話。精神科病棟の描写がちょっと「70年代風」だと思うのだが、最近復刊された版(asin:4087466523)でもそのまま掲載されてるのかな?あとこの話ではエリカが未必の故意で犯人を死に追いやってるというか、事実上殺してる。しかもその相手は友人の肉親。このシリーズわりと過激なオチも多いんだなw。
- 第2話。なぜか男性が多く通う料理教室の陰謀を暴く話。オウム事件に先立つ「洗脳」ものだが、それを料理教室でやるというのが赤川次郎ぽいw……気がする。