かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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「吸血鬼と栄光の椅子」を読んでみた

 節目の20作目なので長編であり、欧州旅行編。蘇った悪霊たちがゾンビを街中に走らせたり、巨大なショベルカーを操って街を破壊したり、ついにはローマ法王の選挙にも介入しようとするというかつてなくスケールの大きい話なのだが……肝心のクライマックスの場面にクロロック親子の姿はなく、ゲストキャラクターたちのみで決着をつけさせる。神聖なコンクラーベの場に吸血鬼を登場させるのは色々マズイと思ったのだろうか???ウィーンが舞台ということで、再び「第三の男」の話題も(赤川先生、好きだなぁ……)出たが、前回と異なりみどりたちが普通に会話のネタに入れてる。赤川先生もお忙しい身だからなぁ……(^^;)。

 まだ何冊か未読が残っているけど、正直ダレてきたのでw「吸血鬼はお年頃」シリーズの感想はこれにて打ち止め。クロロックが赤川先生にとって理想のヒーローなのはよーく判った。