かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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舞台は森羅万象・小宇宙

 唐突であるが、中島みゆきの舞台「夜会」に云ってきた。

 わざわざシアターブラバの会員になり、抽選で「3年分の運を使い果たしたとしか思えない」場所から感激……もとい観劇することが出来た。5メートルと離れていない場所で国民的大歌手が絶唱しているのである!ああ万感の思い。

 「地上の星」の「銀の龍」も無いけれど(当然!)、舞台で歌われる曲は既にCDで出たものばかり。「幻想の宿」「鮭の舞い」「メビウスの輪」そして「情婦の証言」といった舞台を観なければ今ひとつちんぷんかんぷんのキーワードが、まるでパズルにはめこまれていくように、歌と共に繋がって行くのは新鮮だった。

 ラストもラスト。少年のように輝いた表情で歌う中島みゆき。自分の世界を確立しており、しかもそれを外部にはっきりとエンターテイメントとして示すことの出来る才能。たった2時間15分の舞台の為に、2万円(もしくはそれ以上)払う価値のある才能。やばい、興奮はまだ続いてる。