かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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第88回高校野球選手権大会メモ

  • 去年の夏、そして今年の春と関西高校の散り様に涙し、今夏こそはと感情移入してきた者にとってはなんとも辛い幕切れとなってしまった。折角熊代の3ランまで飛び出したのに……。甲子園で張られた伏線が、美しく回収されるとはことは殆ど無いというのはわかっているのだが*1。でも、どんな形であれ甲子園の空の下で夏を終われることはこの上なく幸せなことだと思う。……てか、なんでこんな時に「夏詩」やらないかねえ(怒)!!!ダースのインタビューもいいけどさぁ。
  • 関西の敗退を嘆く一方、 文星芸大附にとっての甲子園が重苦しいまま終わらなくて良かったと思う気持ちもある。正直、試合前は(出場はさせてあげて欲しいとは思ったとはいえ)不祥事の印象が強い高校が勝ち上がると複雑だなぁ……というのが本音だったが(←ごめんなさい!ごめんなさい!)、9回裏の涙の猛攻を観るとそんなわだかまりは吹っ飛んでしまった。さらに素晴らしいのは主将の言葉「85人ではなく(不祥事を起こした部員を含む)86人全員で野球をやろう」*2。本当にこのチームが栃木県代表になって良かった。
  • 倉吉北と松代が息詰まる延長戦を展開してくれたお陰で、第4試合の開始が遅くなり、終業後に観戦しに行くことが出来た。何とも云えない空の色の下、初めて生で観る八重山商工の粘りは驚異的だった。確かに素人目からみても大雑把な野球だったが*3、一時は本当に千葉経大附の巧い試合運びにやられるかと思ったが、劣勢に追いやられてもここぞという場面でしぶとく追いついていく打線に恐れ入った。これで勢いに乗るだろう。よほどの大量点を取らないと八重山からは勝てないのではないか。沖縄代表との戦いはアルプスからのプレッシャーも半端じゃないし(ハイサイおじさん!それと指笛!)、この打線から1点差や2点差のリードを守りきれる投手は居るだろうか。駒苫の田中はどうだろうか。
  • 負けにくい印象は04年のままであった。この試合に勝っていれば、千葉経大附も一昨年に負けないくらいの処まで勝ちすすんだであろうが……。2年生のショートに1年生の来期エース候補、来年に期待いたします。

*1:昨日いきなり21点の悪夢を払拭できた清峰はホント、幸運だね

*2http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2006/08/09/10.htmlより

*3:肝心な場面で後逸するし、ノーアウトの時点で無理な本塁憤死はするし……