グインサーガの12巻目を読んでみた
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1982/11/01
- メディア: 文庫
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ひょんなことからモンゴールの密書を手に入れたイシュトヴァーンは、中原の戦況を左右しかねない重要な情報を抱えてパロへとひた走る。一方、アルゴスの助力を得て兵を挙げたレムスは自身の有名無実な立場にに苛立ちを覚えていたが、そんな彼とリンダのもとにアルド・ナリス生存の一報が入る。沿海の諸国は腹の探り合いののちにパロへの助力を決議し、歴史の流れはパロに傾きつつあったが。
イシュトもまだ一度も飾ってないのに、なんでこんなおっちゃんが表紙を……(汗)。あ、ミアイルやマルス伯のように早々に死ぬ予定だから、登場させたのかな?あ、でもそれならあの哀れなミリアでも良かったのに……。
もう暫くの間、グインがレムスの傍に居てくれたら、と思わずにはいられないレムスの冷たい変貌ぶりが不穏で切ない。しかもパロの回復以後の「野望」も早くも抱えているようだし、これでナリスと再会したら一体どうなってしまうのでしょーか?