グインサーガの３６巻目を読んでみた

剣の誓い―グイン・サーガ(36) (ハヤカワ文庫JA)

　８年ぶりの再会を果たしたイシュトヴァーンとカメロン。喜び合う二人であったが、フロリーの失踪や盗賊たちとの決別が重なり、その実イシュトの心は激しく荒んでいた。モンゴールの内憂外患や、アリのイシュトに対する妄執を知ったカメロンは、出世街道を歩んでいるも実はかなり危うい立場にいるイシュトヴァーンを支えるために、彼に剣を捧げる誓いを立てるのであった。

　悶々苛々続きだったイシュトヴァーンによ・う・や・く！救いの光が！というか、主役（ここではイシュトのことね）があんななので、ずっとじめじめ低空飛行気味だったモンゴールサイドのお話に、一気に三角関係（爆）の盛り上がりを誘発させる格好の起爆剤が（笑）！！！
　はっきりと示されなかったけれど、二人は朝まで同じ部屋で過ごしたって……まさか……まさか！？どこにも二人は朝まで「語り明かした」とは記されてないし。劇中アリが問いただす処もあったけど、あの場面、カメロンは否定はしてないんだよナ～っと（＾＾；）！なんだか作者からは「露骨には書かないけど、何も無かったとも書かないから想像力豊かな人（誰？）はめいっぱい（以下略）」ゲホゴホガホゴホ！！！今は劣勢？のアリの反撃に期待します（え）。