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グインサーガの37巻目を読んでみた

クリスタルの婚礼―グイン・サーガ(37) (ハヤカワ文庫JA)

クリスタルの婚礼―グイン・サーガ(37) (ハヤカワ文庫JA)

 婚約を発表したリンダとナリスは幸福の只中にいた。ナリスの古代機械へと馳せる想い、下町の学生達との交流といった彼の新しい一面を知ったリンダはますますナリスを愛しく思う。沿海州からはレムスの婚約者アルミナも到着し、パロは復興以来最も幸福な日々を迎えていた。一方モンゴールでは、アムネリスとイシュトヴァーンがかつての想い人への断ち切れぬ未練に内心激しく揺れるのであった。

 水を得た魚。リンダを得たナリス。いやホント、しつこいけれども、ナリス様がそこまでリンダが好きだったとはこないでまで知らんかったぜい!当人も納得の上だったとはいえ、あからさまに「ぐれている間のつなぎ相手」扱いのフェリシア夫人がちょっと気の毒……。ナリス自身が自分の恋愛体質を自覚していない、というのもあるかもしれんが(確かに現実でもそういう人はたまにいる)。
 ヴァラキアの少年ヨナ再登場キタ━(゚∀゚)━!!!って、本編ではもう青年だけど。しかも登場早々小難しい理屈を延々と……本っ当ーに延々とね(汗)!要は「世界を操る何者かの存在を突き止めたい」って意をなんちゃらかんちゃらと数ページも……ナリス様は「君こそまさに私が求めていた秀才!」と瞳キラーン♪とさせていたけれども、そんな仮説(?)、学問から最も縁遠いイシュトにだって何巻も前から心に根付いていたっつーの。

 うーん、なんだか前々巻あたりから会話がくどくどしくなり、それに伴って物語の進み具合が一気に鈍足化している感が……。あ、グインがパロに来るのでは?という前フリがありましたな。やったー!再会近し?