かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの43巻目を読んでみた

 冒頭でグラじーさんが親切?にもマリウスサイドの状況をグインに説明しに来てくれましたが(あの説明だけで「マリウス=今は敵」と悟るイシュト、感が良すぎ!実はアリが盗賊たちに何をしたか薄々気づいてるんじゃなかろーか?)、初登場時に比べるとえらく砕けた感じでお目見えするようになりましたなぁ(ドクロベエの「ひかえるだべぇ~」のノリw)。

エルザイムの戦い―グイン・サーガ(43) (ハヤカワ文庫JA)

エルザイムの戦い―グイン・サーガ(43) (ハヤカワ文庫JA)

 イシュトヴァーンに対ユラニア攻勢を任せたグインは、疾風迅雷の勢いでダリウスの立てこもるパルヴィナを攻め落とした。だが、そこに彼が探し求めるシルヴィア姫の姿はなく、彼女の行方を知る筈のダリウスはグインにありったけの呪詛を叩きつけた後に毒を飲んで自害してしまう。

 アニメ版グインの声は堀内賢雄さんが務めておられましたが、今回の話のグインはなぜか小山※也氏のボイスが頭に浮かびました。はい、24時間のあの方のイメージで(笑)。と云っても、あっちはほぼ単独行動、こっちは大所帯。あちら様は冷静だけどキレたふりをする、こちら様は内心ブチ切れてるけど平静を装う……と一見正反対ぽいのですが、至上目的のために迷わずブレずぶっちぎる……という処が重なりませんでしょーか?(実は私、ノスフェラス編の頃からグインとジャ※※・バ※アーてって似てないか?と思っております)
 ダリウスがいろいろ不吉なことを述べておりましたが、ちらっと未来のフラグらしき物騒なコメントもグインとイシュトの会話から出てましたな……「万が一、ケイロニアとモンゴールが国力の充実した状態でぶつかれば云々」←これが夏の栗本薫展で見た創作ノートに書かれていた「豹頭王の花嫁」直前の大戦争のことだったのかしらん?