かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの45巻目を読んでみた

 表紙のアリより、本文挿絵の雨に打たれたイシュトのどアップの方が強烈ですw。コワイヨ~。

ユラニアの少年―グイン・サーガ(45) (ハヤカワ文庫JA)

ユラニアの少年―グイン・サーガ(45) (ハヤカワ文庫JA)

 グインが一人旅立ったことを知ったイシュトヴァーンは、彼に置いて行かれたという心の傷みから激しく荒れ狂い、アルセイス市街を暴れ回る。が、偶然助けた少年リーロとの交流が彼の心の穴を埋めるのだった。一方、要であったオー・ラン将軍を亡くしいよいよ困窮極まるユラニアに対し、アリストートスは驚くべき和平案を提示した。

 前から薄々思ってたけど(本文中でもツッコまれたけどw)イシュトって我儘やな~(汗)。自分だっていろーんな人置いていってるでしょーが。なのに、自分が置いていかれることには深く傷つくって……。しかも、イシュトのトラウマに関わってくるのは全員男だし(グインにナリスに盗賊たちにマルス伯爵に)……もしやイシュトって、フ※※※※!?(父性愛を満たしたいという意味ではリーロ少年との交流もそうだよね)40巻を越えまして、図らずも、というか漸く、イシュトヴァーンという人物の根幹が見えてきてしまっているような。帝王になりたいという野望も、彼にとっては実は生まれた時の予言云々は二の次で、自身の人生において「喪失」を最小限に食い止めるための手段として、最も効果の大きそうなものを選んだことから始まったんじゃないですかね!?
 アリの吃驚ネゴシエーション展開(意味不明)!しかし、あちらは男3人、こちらは女3人とくれば、今までそんな話が浮上しなかったのが不思議なくらいでは!?(まあそれだけユラニアの公女たちが………ということだろうけど)いや~実現したらすんごい場面になりそうだな~(汗)。