かんまんこうろうひ・はてなブログ編

はてなダイアリーとはてなブログの違いが全くわかりません

藤澤ノリマサ ポピュラーウィーク2011

 一週間以上が経過し、漸く書きます(汗)。去る2月16日、東京は上野、東京文化会館。仕事を早退して新大阪発の新幹線に飛び乗ったのが15時半。その2日前に大雪で交通機関が大幅に乱れた記憶も強く、車中ではではひたすら「何事もも起きるな」「トラブルで新幹線が止まったりするな」云々ばかり考えておりました……無事に着きましたけど(爆)。あ私、上野駅に降り立ったのって今回が初めてだったような。パンダのパの字も帰阪してニュースで観るまで知らなかったし、スカイツリーを確認する間もなかったんですがw。
 一夜限定、それも僅か600席しかないコンサート。何かこれまでのホールコンサートとは違うものになるんじゃないか?という予感はあったし(予告もあったしw)、彼のホールコンサートがこれまでつまらなかったことはなかったので、かなり楽しみにしてたことは確か。紛うことなき事実。しかし……でも……その期待に、期待以上の楽しさをもって応えてくれるイベントに巡り会えるというのがどれほど幸運なことか!いや~素晴らしいコンサートした。4月からといわず、そのまま今すぐ全国ツアーしてください!って思いましたもん(笑)。あと、ホールの音響って重要と改めて実感しました。
 会場に到着しますと、小ホールと称するだけあって確かに小さい。舞台も楽器だけでほぼ埋まってしまっている。そして前もって渡されたチラシにの演者一覧にピアノ奏者の項目が無いという時点で気づくべきだったのかも……。定時に証明が落ち、薄暗い中誰かがピアノに座ったと思ったら(客席も静かなまま)……ノリマー本人でした(爆)。「PLAYER」「帰れソレントへを歌い終え、他の楽器(コントラバスとチェロとパーカッション)の奏者さんたちが定位置につく。ここで本日の趣向についてネタばらし。

「本日は全曲弾き語りでお贈りします。聞いてないよと思われるかも知れませんが、言ってないよwということで(笑)」

 な、な、な、なんですとぉ~~~(驚)!というわけで、本日生歌発披露の「桜の歌」も「Melodia」も去年夏から散々(←をい)聴いた「希望の歌」もノリマサくん本人による弾き語りによるというレアバージョン。私の座っている位置からはほぼ後ろ姿。でもいいの。時折、意味もなく立ち上がって、ピアノ上の彼の姿を捉えにくい客席近くまで歩いて行ったりおじぎしたり手を振ったりしてくれたし。何より歌がとってもとってもとっても良かったし~~~!少人数のアコースティックコンサートだからといって全然従来のホールコンサートに比べてパンチが劣るということは無く。
 根が単純な私としては本来、ノリマサくんのコンサートの内容で比較するとすれば2nd「プレミアムナイト」のような細やかな感性に訴えるアットホーム系よりも*1、やはり1st「ボイスオブラブ」3rd「アパッショナート」のようなアゲアゲ系の方がやはり好みなのです。が、が、しかし!今回のコンサートはかのパルコ劇場で6夜連続で行われた「プレミアムナイト」をより純化させたような構成であったにもかかわらず、これまでになく私に強く響いてきたりして。「アコースティックライブってこんなにいいものなんだ!」と思ったり。特に音響が優れた会場であったということと。選曲がわりと私の好きな歌で占められていたというのもあったのか。
 はい、その選曲です。まさかまさかまさか「夜明けのヴィーナス」が聴けるとは!しかも本人の弾き語りという超レアヴァージョンで!!!(←現時点でノリマサくんのALL楽曲の歌で最も好きな歌上位3位に入る歌なのだ)。何やら譜面台からはみ出しそうなぐらい長い楽譜をセットしたので一体どの曲をやるんだろうと思った次の瞬間聞こえてきたのは大好きなあのイントロ!あのメロディーライン!内心、飛び上がりました(笑)。いや~~シングルカットされてないアルバム曲だし殆ど、いや全く期待してなかったので、その分喜びも感動も倍増という有様。昨夏の「アパッショナート」でも印象的だったさわやかなバック演奏も、しっかりノリマーのピアノで再現してくれたし(涙)。
 さらに続いて聴こえてきたのはあの「プレミアムナイト」での熱唱が印象深い「銀の雨」!これもレア曲!久しぶりに聴けて嬉しかったな~♪そしてそして、やっぱりやるんだなwの「One More Time」。いやーノリマー自身によるジャズピアノが聴けるとは。個人的にはこの歌のことを「下克上歌」と呼んでるんですが(機会は無い)。カップリング曲なのに、タイトル曲を差し置いてホールコンサートで皆勤?し続ける法則は一体いつまで続くんでしょーか?個人的には「Cross Heart」の方をそろそろ生演奏のコンサートで聴きたいんですけどねーっ!ねー藤澤くーん!

 アンコール1曲目は「VINCERO」の原曲である誰も寝てはならぬ*2を。これは圧巻でした!しかも弾き語りで!当たり前の話だけど、ピアノを弾きながら(←結構体力いるんですよ~)何曲も何曲も歌うって一夜漬けじゃとても出来ないよな……。しかもここで指を1本立てて(←「もう1曲やりますよ!」という意)、この歌を弾き語りでやるとはちょっと想像つかなかった「GO MY WAY」。サビが「ラララ~♪」なので、客席も一緒に歌いやすいんですよね(^^)。最後はマエストロ・ノリマサの指揮にあわせてみんなで合唱し、これにてアンコールもお終い。しかしあまりの素晴らしさ楽しさに鳴り止まぬ拍手。本当に本当の最後の曲は、せっかくのクラシックホールでのコンサートなのでマイクを通さずに歌われるということで、実はこの趣向はやるんじゃないかと密かに思っていたのですが、曲目が予想と違った。私の予想「愛の奇跡」ではなく、「オーソレミオ」をアカペラで!この時のしんと静まり返った場の緊張感が堪らなくて。もちろん歌も素晴らしくて。心から楽しそうに歌っている彼本人の笑顔も素晴らしくて。

 本っ当~!!!に素晴らしい1時間半でした。そう、1時間半しか無かったんです。それでも終演後は物凄い充実感満足感でいっぱい。チケット代よりも高い新幹線代を払って、強行軍で来た甲斐があったなぁ~と。否、お金には替えられない、形にはならない、素晴らしいものを貰ってしまいました。

本当に最高のひとときをありがとうございました!>藤澤ノリマサ様&スタッフ及び関係者の皆様

 すでに4月からのコンサートツアーも行く気……もとい、各地を廻る気まんまん!《4/8追記。仙台公演は東日本大震災のため中止となってしまいました。実現していれば、自分にとって初の仙台及び東北上陸となっていたのですが。またいつか、機会があることを願いたいです。》

希望の歌~La speranza~(初回生産限定盤)(DVD付)

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*1:プレミアムナイトが楽しくなかったわけじゃないですよ。千秋楽(実は誕生日でした)のあの盛り上がりは忘れられないし。後からじわじわ来る感じのコンサートでしたね。

*2:-http://www.youtube.com/watch?v=g2Ykt6qythk