かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの外伝15巻目を読んでみた

 だけど飛魚のアーチをくぐって~♪宝島へ着いた頃~♪あなたのお姫様は~♪って歌が流行ったのはちょうどこの本が出た頃じゃなかったっけか。

 死闘の果てにライ=オンと石像ゾードを倒したグインはついにシルヴィアのもとに辿り着くが、長い監禁生活による彼女の後遺症は深刻であった。一方、若き首領リー率いる青鱶団は、多大な犠牲を出しながらも下町の悪党達を一掃し、以後は暗殺教団こと望星教団の庇護下に入ることとなった。彼らと共にいずれヤンダル・ゾックと対決する日が来ることを予感しながら、グインはホータンを後にする。

 シルヴィア~~~っっww!!!

 ……ある程度予想の範囲内ではあったものの、あれだけ長い長い道のりと苦労をかけてたどり着いた肝心のゴールのお姫さまの反応があんなだなんて(泣)。ああ……グインがあまりにもカワイソウ。あとがきでも触れられていたが、このまますんなりケイロニアに着いて一件落着とはとても思えない。もう一波乱アリソウ。……一連の元凶のグラチウス&ユリウスは最近なぜかコミカルさが強調されてきたような(^^;)。「くそったれじじい!いえ、グラチウスおじいさま」(BYユリウス)ってwww。ヤンダルの不気味さが増大する一方で、まだ憎めなさもあるという点がこのコンビの特徴か。
 ついに登場、暗殺教団もとい望星教団のトップ。仮面の下の素顔は右と左で非対称という……あ※※ら男爵かっ!今回はグインに親切に行動したけれども、まだまだ底知れない部分もあるというのがいかにも「グイン・サーガ」らしいキャラクター。「望星」の星とは何なのか?という謎は再登場まで持ち越しか。
 先日の日記で某BLゲーのキャラが実は男の娘と判るのはトーゼンよ!とばかりにエラソーに書いた直後ですが、浮浪児ヴァニラが実はシャオロンの生き別れの妹というどんでん返しは気付かなかった……(汗)。そういや彼(彼女)がグインに喋った「先日はバラバラ死体が降って(!!!)来て~云々」は何かのフラグかと思ったけれど、結局何でもない単なるホータンの治安の悪さの描写だったのね。

 さて、グインパートのほうが個人的にははるかに読み易いので、思わずキタイ編を先に読み進めてしまったが、次はまたイシュト編に戻らねばならない。イシュト&アリの心理的ドロドロ劇の話は読んでてあんまり楽しくないんだよなぁ……(←ファンの人ごめんなさい)。