かんまんこうろうひ・はてなブログ編

はてなダイアリーとはてなブログの違いが全くわかりません

グインサーガの96巻目を読んでみた

 表紙はリンダ。思ったよりKYO乳なんだなw。一時期影が薄かったが、最近の彼女はとてもガンバってると思います。そういや、リギアはどこ行った!?

豹頭王の行方 グイン・サーガ96巻 (ハヤカワ文庫 JA)

豹頭王の行方 グイン・サーガ96巻 (ハヤカワ文庫 JA)

 リンダ&ヴァレリウスとハゾスの会談の場に突如グラチウスが現れ、《グル・ヌー》が飛び去りノスフェラスが様変わりしたこと、そしてセムの村で目覚めたグインが一切の記憶を失ってしまったことを告げる。グインを中原に取り戻す為、アキレウスに事の次第を報告した後ノスフェラスに向かう決意を固めるハゾスに、リンダは全面協力を申し出、ヴァレリウスが救出軍に同道することになった。

 何気にヴァレリウスが「目の前の老師=グラチウス=シルヴィア誘拐の首魁」とバラしているのに、何の反応も示さないハゾスが素敵(笑)。そーだよねーおかげてグインの即位が早まったくらいだしねー。

 グインの居ない所で、国と立場の異なる登場人物が顔を突き合わせるとまずドロ沼場面(表面上は手を取り合ってても内面はあやしいモノが渦巻いているw)に突入するのが物語の常だと思っていたが(オロ実家が舞台となる場合も除く)、組み合わせ次第では終始友好モード全開、鮮やかに一致団結も可能なんだな~と思っちゃうぐらい平和的に進んだパロとケイロニアの会談のお話でした。ナリスの喪中ではあったが、思わず男前ハゾスにときめいちゃうリンダ。それでいいんだよー。結局妻を妻として扱わなかった夫に一生操を捧げるなんてナンセンス。そしてハゾスは、たちまちリンダに好感を持ち「先に剣を捧げた相手が居なければ、すぐにでも忠誠を誓ったでしょう」とまで言い切るほどに。本来、主君の妻として剣を捧げる筈の相手は………ゲホゴホガホ!
 そんな和やかな場に乱入したのが、最近ネタに事欠かないグラチウス。こないだは巨大生首で降ってきたと思ったら(というかこの人がぶっ飛んだ登場の仕方をするの好きだということに最近気がついた)、今回はまさかのアグリッパの物真似……ライバルとして意識してるんだな~(汗)。というか、今思えばパロ内乱の真っただ中にアグリッパに会いに行ったエピソード、あれは一体何だったのか?何だったのかついでに、あの一瞬だけ登場したユリウスも「何しにきたの?」
 グインの消息が明らかになったことで一気に「比較的どうでも良くなった」という身も蓋もないwマリウスの案件。本人の反応が描かれる前に決めつけるのも何だが、大の男が本人の外された場所で身の振り方をあーだこーだ話し合われるというのはあまりに情けなくないかね(^^;)?外さないとグダグダ云って場が苛々させられることになるのは間違いないんだけど。
 セムの村でぼへーっとしてるばかりのグイン。明らかに1巻で登場した時より悪い状態なんですけど(泣)。一体何が、戻る……とはいかずとも元通りに近づく切欠になるのか。このままの状態だと、ノスフェラスvsケイロニアのグイン争奪戦に発展する可能性も?(しかも救出軍の動かし方によってはまたまたイシュトが出張ってくるカモ……!?)