かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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吸血鬼はお年ごろ・第2巻を読んでみた(読み返してみた)

 最近知ったんですが、コレ、シリーズ初期の分は集英社文庫(ってコバルトも集英社か)で再販されてるんですねえ(asin:4087465241)。

 前巻(の特に第1話)ではかなり吸血鬼らしい生活を送っていたクロロックお父さん。この巻では虎之介が生まれ、マンションに移り住み、エリカのクラス劇にも特別出演し(?)、遂には(雇われの身分ながらも)会社社長になってしまう!一気に普通の一家のお父さん風になってしまった……の一方で、冷血な殺し屋をしれっと処分したりもしてるんだけど。最後の話で、遺族の了承を得た上とはいえ、死体にワイヤーをつけて操り人形のように動かすってのは強引やなーいかにも一昔前やなー。
 虎ちゃんの誕生に伴い、それなりの時間が経過しているはずなのだがそこは小説の特権、主人公達が未だ高校を卒業していないのは見逃してもらおうとの作者自身によるナイス注釈(と突っ込み)に大爆笑!最新刊に無かったのはこのギャグ要素なんだよ……(涙)。

 記憶用めも。第1話・エリカのクラスメイトの暴走族にまつわるトラウマを解決する話。第2話・みどりが誘拐されたことを切欠に山奥の村同士のいさかいに巻き込まれる話。第3話・大会社社長の急死の謎を解明したことからその娘から会社のひとつを任されるようになる話。