吸血鬼はお年ごろ・第3巻を読んでみた(読み返してみた)
- 作者: 赤川次郎,長尾治
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1984/01
- メディア: 文庫
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前作でエリカ達がいつまでも高校を卒業しないのはフィクションものの特権と書いてておきながら、高校生にしておく必要性はないとしたからか?それともエリカに合わせて頻繁に事件に巻き込まれてはく学校側が可哀想(?)と思ったからか?この巻ではあっさりエリカたち三人娘が大学に進級。確かに、大学生の方が行動の自由度は上がり、事件の舞台が大学と関わる必然性はない。以下、記憶用めも。
- 第1話、クロロックの会社で奇妙な書類盗難が起こる話。ネズミを操って盗み出させるとかちょっと無理がありませんか?
- 第2話、トランシルヴァニアを訪れた中年夫人が吸血コウモリに噛まれたことからファイアスターター能力とおまけに悪の心にまで目覚めてしまう話。第1話といい強引な設定だがw、ティーン向けのコバルトでなくとも赤川氏の小説っては大概こんな無茶ぶり展開……なんだよね(そこが良いんだけど)。
- 第3話、歪な受験体質の中学校に対抗する女性教師にクロロック親子が協力する話。学校サイドのどう見ても本末転倒なやり方に、一部の保護者も同調してるというのが洒落にならん。
- 第4話、大企業の重鎮(名前はあの『神様』のもじり)の要請を受けてクロロックがドラキュラもの劇に出演する話(またかいw)……のはずが、いつの間にか博覧会に欧風のジオラマ展示品を出す話にw。松下氏の名前を「松本」と読み違えたクロロックが某
ラ・※ンチャ歌舞伎役者と混同する一幕があり「ドラマでよく観るけどあんまり美男子でない……」とか何とか。アワアワアワヽ(´Д`;)ノ