第９４回高校野球選手権大会メモ
- ４９代表出揃った。最後の枠争いとなった福井決勝はなんと３年連続同じ対戦カードであったが、１０年、１１年と福井商に苦杯をなめ続けてきた福井工大福井が、幾度も突き放す福井商業に執念で追いつき延長サヨナラ勝利。今年は佐賀北が甲子園に帰ってくるのだが、５年前に佐賀北と戦った高校は全部地方大会で消えてるんだね*1。
- 大阪桐蔭と履正社の決勝も凄かったけど（日本文理を思い出した人もいたのでは？）、にもまして西東京と愛知と、あと和歌山の決勝がとんでもなかったようで……。日大三も愛工大名電にしても、あの９回で試合をひっくり返す（あるいは振り出しに戻す）底力ってのは一体何なのだろうね～（東邦は肝心な処でエラーも出てしまったようだが）。ともかくも、大阪桐蔭と名電はともに昨夏は初出場をかけた高校に決勝でまさかの敗退を喫したわけだが、今年は揃って甲子園に登場することに。あと、春の優勝校・準優勝校が揃って出場するのも０７年以来５年ぶり。
- 鹿児島実を決勝でひねった神村が何気に強い。春季九州も制してるし。にしても雨の影響で今年は鹿児島の日程は遅れに遅れたね……（いつもは沖縄の次に決まる感があるのに）。
- 福岡の飯塚は甲子園初勝利がかかる。０８年に初出場した時は浦添商業に完敗。当時の浦添商の監督さんが、決勝で倒した福岡第一を現在指導しているという奇縁も。
- 川之江は丁度１０年前の全国ベスト４以来の甲子園で王手であったが、決勝で今治西に敗退。２年連続の今治西はアレだ、昨年は開幕試合で初出場のビートゥギャザーに早々に負けてしまったのだ。
- センバツベスト８の看板を背負う鳴門は、前に出たときは……島袋の興南に大差で負けてるんだな（＾＾；）。
- 同じくセンバツ組の鳥取城北は、春は開幕試合で三重高校に惜敗したのだったね。
- 加古川北は２年連続決勝で涙をのむことに。滝二は１３年ぶり？もっとスパンが開いてると思ってたが、そうでもなかった。
- 報徳の田村くんも準決勝で散ったが、奈良智弁の青山くんも宿敵天理と当たる前に準決勝でまさかの敗退。勝った畝傍は秋に智弁に惜敗してて今回はリベンジだったのですな。天理の壁は超えられず。
- 那賀高校は智弁和の牙城を崩すまであと一歩だったのだが……智辯和歌山が県大会で延長１４回とか初めてミタ気がする。
- 星稜も５年ぶりの甲子園に王手をかけたが……。
せっかく明徳も広島工も出るのに。 - 県岐阜商は９回サヨナラで昨夏王者・関商工を破り、０９ベスト４以来の甲子園。センバツには出なかったけれども、ここも春以降は公式戦負けなしなんだね～。ちなみに今年の国体地元校はここになる。
- 作新も何気に３期連続。センバツは鳴門高校に延長逆転サヨナラ負けだったのだな。その鳴門高校も出てくるんだけど。
- 選抜ベスト４・関東一を破った成立学園がそのまま
二※学舎大付を差し置き甲子園初切符。国士舘は９回に追いついたが。 - 今年は初出場勢が少ないと思っていたが、最後の最後にどどどーっと滑り込んできたな。宇部鴻城、松阪、成立学園。それに先日出場を決めた杵築、富山工業を合わせて、今年の初顔は５組。
- 最激戦区・神奈川の頂点に立ったのは実は近年の夏出場回数は横浜とタメをはれる桐光学園。前に出場したときは日南学園ともんの凄い乱打戦をやってた記憶が……。
桐蔭が出て大阪桐蔭と当たれば面白かったのにと思ったのは私だけじゃないはず。
