かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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空祭inロフトプラスワン その4

 当日の会場には明らかに仮面ライダーを知ってるとは思えないマダムの姿もちらほら。ちょっとだけ時代劇の話題も出たのですが、ほぼ全編スカイライダーの話題で、会話に歌についていけたのかちと心配……。しかーし!3時間強も至近距離で素の村上弘明氏のトークを拝めた以上満足したはず!したに違いないッ!

 さて、イベントには何人か特別ゲストも壇上に上がられ村上氏や美潮氏とトークを披露されました。一人目のゲストは平山亨さん!コードネーム八手三郎」!!!!!石ノ森先生と並び仮面ライダー戦隊シリーズの父といえる存在であり、その他数々の東映ヒーローの生みの親!!!ヒットメーカーでありさぞかし剃刀のごとく切れる人物かと思いきや……登場したのは背中のまあるい小柄なおじいちゃん。かなり饒舌。しかも気分がノってくるとトークライブであることを忘れ、マイクを放して一人で喋りまくるので、慌てて両隣の村上氏と美潮氏がマイクを添えること……何回やった?あの仕草。まるで年老いた親をフォローする壮年の兄と妹のように見えてしまった(笑)。

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↑初めて使ってみたお絵かき機能。私の画力でこんな絵になってますが、村上氏はもっと等身がありました。念のため。

 美潮氏「なんで空を飛ぶ設定にしたんですか?」
 村上氏「スーパーマンの影響じゃないかな?」
 平山氏「あれは僕がやりたかったの。『黄金バット』みたいにね。『悪魔くん』でもやったし。憧れてたんだね。オンエアで初めてライダーが空を飛んだのを観たときは感動したよ~」
 美潮氏「でも空飛んだらバイクの必要性なくなるんじゃないですか」
 平山氏「そうなんだよ。苦情が多かった……」

 空を飛ぶ設定の裏話については演技を担当した御本人からも裏話を伺うことができたのですが、それについては明日以降の日記にて。平山氏の話は続きます。

 平山氏「オーディションでは候補の写真を毎日広報の女の人に見せたんだよ。そしたら村上くんの写真を推したんだ。それで(主役に)決まったんだよ」

 村上氏が石ノ森センセイから聞いたという「バーのママさんに写真を見せた」とは異なる主役決定説が飛び出しました。どちらにしても「女性の意見を重要視した」ことには変わりないようです。平山氏曰く「それまでのライダーの主役とは村上くんは明らかにファンレターを送ってくる層が違ってた。女の子が圧倒的に多かった。当時は『(男の子よりも女の子に人気があるなんて)いいのかなァ』と思ってたけど、今のイケメンヒーロー人気をみたら先取りしてたんじゃないか!と思うよ。女性の意見はいつの時代も大切だよね」

 この先見性が名プロデューサーの基盤だったのですな!いや~私も本放送当時10代だったらずえったい毎週ファンレターをせっせと東映に送りつけていたと思う……(^^;)。
 さらに二人目のゲストが壇上にあがられました。カメラマンの松村文雄さん!今現在も「ゴーオンジャー」のチーフカメラマンであり、私にとっては「未来戦隊タイムレンジャー」を撮られた御方*1!こちらはいかにも現役バリバリのすぐ怒鳴りそうな撮影師って感じ。なんでも「Gメン75」をクビになってから特撮班に回されて、初めて撮ったヒーロー番組がスカイライダーだったそうな。

 松村氏「村上くんは東北人らしい朴訥な好青年だった。演技はあまり上手くなかったけど」

 上記のような理由で「Gメン75」の撮影現場と顔なじみ(?)だった松村氏は、村上氏をその撮影所に連れて行き「Gメンの主役は丹波哲郎氏、仮面ライダーの主役は村上くん。だから君と丹波は対等なんだよ。堂々としろ」と(当時まだデビューホヤホヤだった若者にしてみれば)ハッタリかますにも限度があるだろ!みたいなことを云ってて本気でビビらせてしまったとか。なお、美潮さんが中学生時代に東映の撮影所を訪問した当時、松村さんもその場にいらして快くサインに応じたそうなのですが(見せていただきました)

 村上氏「松村さんもサイン書くの?」
 松村氏「書くよ(怒)!昔から今までずっとこのサインだよ!」

ここで第一部終了。19時から始まってこの時点で21時少し前でした。22時前には終わるかと思っていたのが、どう見ても越えそうです。そして、このレポも5で終わらせるつもりだったのが、どうあっても6までかかりそう……。
 明日の日記に続く。

 

仮面ライダー スカイライダー VOL.4 [DVD]

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*1:よくキャストインタビューで「怒られた」と回想されまくっていたな……(^^;)