かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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歌祭11~内田直哉の巻 in ネイキッドロフト その3

 前回までのあらすじ(みたいなもの)。

「君が大人になった時、やはり悪魔はいるだろう」という歌詞が印象的な歌*1の音源が発見されたのは発表から17年後、その歌が最終回に流れた番組をリアルタイムでみていた世代が本当に大人になった頃だった……って、これはバトルフィーバーJの話。受験のお供にデンジマン(注・レンタルビデオ)を視聴していた少女は当時、カセットに録音して聴きまくったデンジマンのあんな歌こんな歌を十数年後、まさかご本人様の生歌で拝聴する機会に預かるとは夢にも思っていなかった。このレポを読んでるティーンの君(居るのか?)が大人になった時、どんなイベが待ってるだろう。バトールフィーバー♪バトールフィーヴァー♪だから今回はデンジマンなんだって!

 デンジマンの裏話の続き……デンジ犬アイシーの話は聞いてて胸が痛んだ。大人しくさせるために※※※※※※※※。やぶ蚊のいる屋外に長時間繋がれたり……撮影の中盤で亡くなっちゃたんだよね、確か(涙)。そりゃあんまり見た目も声も可愛くなかったけどさ(当方視点)、自分も身近に犬がいるので、そんな話を聞くと切なくなるのよ。「アイシーはかわいそうだったんだよ」

鈴木「待ち時間とかどうしてたんですか?」
内田「撮影を親子連れが見に来るじゃない。子供は赤青のほうに並んで。お母様は緑のほうですよーって感じで」
鈴木「グリーンラインですね(笑)」
内田「あと、待ち時間が長いとどうしても暇になるから、ひたすら眉とアイシャドウをいじりまくってた。これは僕に限らないんだけど、10話~中盤頃はもの凄いことになってますよ」うん、確かにビーダマラーの回の緑川はどえらいことになってる(笑)。
内田「あとよく監督と喧嘩したなぁ~(←え!?)。『帰れ』って云われて帰っちゃったことも2度ほどある。あとで僕から謝るんだけど(笑)」そんなだからは終盤クールは(以下略)。《追記》宇宙刑事を撮った小笠原監督曰く「いい作品を撮るには役者と監督が喧嘩しなきゃ!」とのこと(五星祭より)。し、失礼いたしましたっ!

 お話も終盤、ミュージカル編、声優編へ。前述の通り歌を歌うのは大好き!(←これ10回くらい云ってた)だけどそれ以外はサッパリwな内田さんはミュージカルに必要なもう一つの要素、ダンスのレッスンはサボリまくってたとか(汗)。しかし、本格的に舞台の道を進むとなるとそういうわけにはいかなくなるので、遂に1日12時間ダンスの練習というハード日程をこなすことに。鈴木「え?12時間ぶっ続けで踊るんですか?」内田「そりゃない(笑)」そんな努力の甲斐あって数々のミュージカルの舞台に立つことになった内田さん。「オーディションはどれも通過することが出来ました。マネージャーが裏で沢山ばら撒いてくれたんだね(笑)」←おいおいw。そして遂に日本版レ・ミゼラブルの初演*2アンジョルラスの役を射止めることに。当時の写真(衣装付。しかも舞台裏の特写!)が挙げられると客席から黄色い悲鳴が(爆)。
 かくいう私はレミゼの舞台を観たことがありません……。原作もガキンチョの頃に「よいこのめいさく ああむじょう」をパラ読みしたことしかありませんw。あ、犬木加奈子の「アロエッテの歌」を読んだか。あれはデナルディエ一家のコゼットに対する虐待描写がきつくてねェ……(脱線)。今読むなら当然完訳版だろうな。いつかは読もう。

内田「ちょっと聞いてみるけど、この中でレミゼを観に行ったことがある人ー?」挙がった手は少なめ。私はマイフェアレディ*3ならあるんだけど……。
内田「えーっ!意外に皆観てないんだね~」
鈴木「こりゃ東宝の人ここにチラシ配りにこなきゃ」
内田「そうですねえ。是非一度、観に行ってください。素晴らしい舞台だから」

8.民衆の歌(冒頭のソロパートのみ)

 これも、素晴らしかった……。会場の空気を含め、前半のアニソン・特ソン・歌謡曲を歌う内田直哉さんとはガラッと異なる雰囲気に。朗々とした声が響き渡りました。「帝劇で何十万人と泣かせた歌声ですよ!」と340さんが煽るまでもなく、近くにいた舞台ファンと思わしき人がマジ泣きしてた……。「『さあ泣けよ!』という気持で歌うんですが、時々僕が泣いてしまって……(笑)」舞台で聴いてみたくなりました。内田さん、いい宣伝したわ(笑)。

「僕はレミゼを卒業した後は、一度もレミゼの舞台に行ってないんです。僕の中でアンジョルラスという役は本当に大切な宝物なので、他の人がやってるのを観て、自分の中のアンジョルラスを壊したくない、という気持があるんです。だから、業界では卒業後1度も観に来ない『伝説のアンジョルラス』と呼ばれてるの(笑)」伝説って……自分で云うかw?と正直思っていたら、本当にネットに書かれてるし(←失礼w)!!!そして90年代半ば、声優の世界へ。

内田「初めていただいた役がNHKの番組で、洋式便器の役だったんです」
鈴木「よ、ようしきべんき!?(←声、裏返ってましたw)」
内田「で、相方の和式便器(汗汗汗)の声が吉田理保子さん(おお、シャランラ♪)。で、その次に僕に来た役が『うんちくん』という役で……何のオファーがきても動じなくなりました(笑)」
ぎゃっはっはっ。レミゼプリンシパルが一転して便器の役。これに匹敵するのは仲代さんの男●器の役(@哀しみのベラドンナ)くらいかしら?なお、あまりの難役(?)に頭を抱えた内田さんは吉田さんに演技ついて助言を求めますが「私が和式っぽくやるから、アナタは洋式っぽくやればやればいいのYO!」とシンプルというかアバウトというかそのまんまやんなアドバイスが返ってきたそうな(笑)。

「先輩の声優の方々が、みんなかっこいいんですよ。凄い重い助言なんかを、すれちがいざまにさらりと云ってくるの。あんな風になりたいなあ~って」

 その3で完結させるつもりだったのにw。そんなわけで○○や※※が出てくるかの名曲(本人曰くこういうイベントの場で歌うのは初!とのこと)や、掛け声のやりとりが超~~~!!!楽しかったあの挿入歌などについてはこれまた明日以降の日記じゃ!もう、それまででも十分感動してるんだけど、これはもう本当に、本当に、感激ものだったんだよ……(涙)。

*1:-http://www.youtube.com/watch?v=vySTRx362Q0

*2:っていうか、初演て87年だったんだ……。宝塚ベルばらと同じくらい古い作品だと思ってた。

*3:この舞台で生の藤堂新二さんを拝見したのだ♪