かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの19巻目を読んでみた

 雪の難所ヴィレン越えを果たしたスカールにとっても、ノスフェラスは想像を絶する死の荒野であった。酷熱の中、次々と部下を失い、自身の命運も尽きたかと思われたその時、伝説の賢者ロカンドラスが現れ彼の命を救う。賢者に導かれ、瘴気立ち込める死の谷グル・ヌーの最深部に入り込んだスカールの見たものとは。一方グインと決別したイシュトヴァーンは、占い師アリストートスを策士に迎え、王座を奪い取る第一の照準をモンゴールに定めた。 

 オアシスに残ったスカールの部下さんたちは一体どうなってしまったのでしょーか!?気になるじゃないかぁ。
 先入観なく表紙をみたらスカールとリー・ファって親子にみえなくもない(汗)。あとがきで知能はスニ並(ってこれじゃスニに失礼じゃないかあ!)と書かれてしまったリーファの言動は子供のように単純素朴さ一途さ全開だし、加藤さんの描くスカール*1はおっさんだし(カメロンと意気投合していたが、とても20歳も年齢差があるようには……汗)、劇中でさりげなく二人の年齢が示されていなければ、スカールは幼な妻が好みと誤解してしまいそうだ。ごめんよスカさん。
 「紅蓮の島」でも登場した宇宙船がここでも登場。とはいっても、ずーっとグル・ヌーの中心で放射能を撒き散らしていたわけだから、これは島でグインたちがみた船とは異なる2台目の船ですな(1台目は何処行っちゃったんでしょーね?)。「科学」という熟語も出てきたし、なんだか急にSFチックになってきたな。そして、北国でグインが探し回っていたロカンドラスがここで登場。灯台もと暗しであったとは!6巻以来のセムもラゴンもイドもエンゼルヘアーも登場。おーいグイン、セム(特にロトー)が待ってるぞ~。ケイロニアで「オル窓」もどき(爆)もいいけど、はやく戻ってやれよー!

*1:そういえば加藤直行さんのイラストはこの巻でお終いらしい。あっ、だから急遽スカールのお話をスライドさせて、最後の表紙を加藤さんお気に入り(と思う)スカールで締めたのかな?