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グインサーガの47巻目を読んでみた

アムネリスの婚約―グイン・サーガ(47) (ハヤカワ文庫JA)

アムネリスの婚約―グイン・サーガ(47) (ハヤカワ文庫JA)

 穏やかな日々が続くパロ国内であったが、その実、国王とナリスに心酔するアムブラの学生たちとの間の対立の溝は深まってきていた。一方、モンゴールに着任したカメロンは、アリの専横を阻止するべく早速調査活動を開始するが、早くもアリの悪行を知るダンにたどり着く。ユラニアより凱旋帰国したイシュトヴァーンはカメロンの存在によって漸くグインやリーロに去られた痛手から回復、女大公アムネリスと婚約するのだった。

 50巻も間近になるほどになると、どうしても古参のキャラにはそういうのが出てくるのかもしれないけれど、まずヴァレリウス。レムスとナリスの対立を冷めた目で見ていたり、ケイロニアに来た際にはちゃっかりグインとも知己を得たりするなどしたたかな傍観者キャラだと思っていたのが、いつの間にリギアにメロメロになっていたのだ!?しかも挿絵を見る限りわりと※※※※……。そしてアムネリス。2巻の表紙でどアップとともに登場した時は、憎たらしくも凛々しい女戦士だったのに……女性というものは恋を経験しないとその本性は判らないというのが栗本先生の持論だったのかな?
 ものすごく行動力調査力のあるカメロン。はやくもミダの森の一件にたどり着いてしまった……証拠固めなぞまどろっこしいことせずに、イシュトヴァーンをダンに引き合わせたら良いのでは……と思うのだが、やはり公式にアリを処断するにはデンを見つけ出すなりしなければならないのか……!?