かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの55巻目を読んでみた

 私が生まれた頃にスタートした「グイン・サーガ」。いつの間にか私が大学に入った頃の刊行分に突入じゃー!

ゴーラの一番長い日―グイン・サーガ(55) (ハヤカワ文庫JA)

ゴーラの一番長い日―グイン・サーガ(55) (ハヤカワ文庫JA)

 紅玉宮の蛮行に対し、ケイロニアとパロは静観の構えを見せる。クムとユラニアの国境ではタリオ大公率いるクム軍とイシュトヴァーン率いるモンゴール・ユラニア連合軍が激突。数で劣るイシュトであったが、グインに影響され作り上げた情報部隊、及び数々の奇策を用いることで互角以上の戦いに持ち込むことに成功する。久々の戦場に彼の心は高揚し、凄まじい戦いぶりを内外に見せるのだった。

 イシュトヴァーン戦場で大大大かつやく!!!の巻。戦士としてのみならず、一軍の将としての才覚も十分にアッタノネこの人は(何を今更)。しかしほぼ1巻丸ごと戦の駆け引きって……しかもまだ続くって、長すぎじゃね?栗本先生も延々むさい男ばかりと戦場の描写で飽きなかったのカナ……(ランスくんがオアシスだったのか?)。あ、冒頭にちょっとだけケイロニアとパロが出てたな。久々登場のアキレウスさまは読者の思いを代弁し(「グインは今頃どうしてる!?」)、全然久々じゃないナリスさまとヴァレリウスは……やっぱり※※路線まっしぐら(爆)。本人に向かって「殺してやりたい」とか云いつつその舌の根も乾かぬうちに自分はナリスの傀儡と認めちゃうヴァレリウスはどこのBL小説の影響受けちゃったの!?(←あ、書いちゃったw)。にしても、イシュトヴァーンに中原に乱をもたらす使者?となることを望むナリス。ひょっとしたらイシュトはアリストートス以上にヤバイ奴に見込まれたのでは?