かんまんこうろうひ・はてなブログ編

はてなダイアリーとはてなブログの違いが全くわかりません

グインサーガの59巻目を読んでみた

 グラチーは本伝と外伝の往復、お疲れ様でやんすw。ユリウスはこの後、グインに風船プシューの刑に遭わされるのかな。《5/14追記》ではなく、時系列上ではこの時グインはすでにシルヴィアを救出した後で、ホータンを引き払ったグラチウスが次の標的としてイシュトヴァーンをつけ狙った……のかな。

覇王の道―グイン・サーガ(59) (ハヤカワ文庫JA)

覇王の道―グイン・サーガ(59) (ハヤカワ文庫JA)

 マルガからの帰り道、グラチウスがイシュトヴァーンの前に現れ彼を闇の道へ誘い込もうとするが、ヴァレリウスの介入によって企みは寸での処で阻止される。ヴァレリウスはまた、イシュトヴァーンを密かに監視していた魔道師オーノをも引きずり出し、ミダの森の惨事やリーロ暗殺の件が遂にイシュトヴァーンの知る処となる。アリの手下オーノもまた、キタイより送り込まれた尖兵であった。

 ついにアリストートスの悪行がリーロの無念が、イシュトヴァーンの前に明らかに!ついでにキタイやヤンダル・ゾックの脅威も……(そうか、イシュトは今までレムスのカル・モル関連は全く与り知らなかったんだなw)。とりあえずイシュトは帰国後アリを斬る気満々だが、果たしてしぶとい毒蜘蛛アリは素直(?)に刀の露になってくれるのかどうか……?
 ヴァレリウスが内心、イシュトとの同盟やそれに伴うナリスの叛意を忌んでいるのは、パロやリーナス(←アイデンティティに等しい忠誠を誓ってたんじゃなかったのかーい???)に反旗をひるがえすことを躊躇っているからでは全くなく、それが「ナリスの最期」に繋がる道であると既に悟っているからなのね。と、いうことはヴァレリウスには(ナリスには)、「パロの聖王アルド・ナリス」のヴィジョンは決して見えていない、ということか。ともかくも具体的に陰謀案をめぐらせはじめたナリス。本当にレムスに対し反乱を始める気なのか(パロのキャラは「これから……しなくては」と云っておいてなかなか行動には移さず、という展開が時々あるからな~w)。