かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの89巻目を読んでみた

 ああ~っ、リンダが簡単にマリウスにほだされている(汗)。やめとけーソイツは口ばかりだーーー!

 神聖パロに代わってクリスタルに進軍するグインは、魔の胞子に冒されたベック公を拉致することによってレムス・パロ軍を瓦解せしめることに成功する。ヤンダル・ゾックはキタイの内乱に手こずっており、パロを空けている今こそ絶好のチャンスであった。が、無敗を誇るケイロニア軍に、恐るべき魔力を持つ「怪物」王太子アモンが立ちはだかろうとしていた。

 アモン、わりと予想通り。カラヴィア公、かなり予想外(笑)。

 ついに表立ってグインに宣戦布告した王太子アモン……正統派な残虐嗜好の魔少年って感じですねえ。しかもいきなり悪趣味全開(人間の頭に犬の体って……バ※※※ンスジャックごっこ?)でグインに強烈な先制パーンチ!無敵のケイロニア軍とコイツの戦い、ちょっと楽しみです(爆)。
 この人物がレムスとナリスどちらに味方するか、戦況に大きく関わるキーマンとして注目されながらも永らく名前のみの出番だったカラヴィア公がようやく登場。グインも云ってたけど、まさかあんなキャラとは(笑)。マリウスをかなり大人にした武人版って印象。お喋りで、しかもあまりパロらしからぬ人物ですなあ(「パロの謙遜」は望めないという通説を思えば)。アルド・ナリスは苦手だったし神聖パロも認めておらず……というスタンスも、最近のナリス万歳な雰囲気が満ち満ちていた中だとかなり新鮮(笑)。マリウスに似ているなぁと思ったのは、よく喋る……といってもグインの登場人物は誰も彼も2ページ分くらい余裕で喋りますが(爆)、尋ねられてないことまで喋るとことか、スニ>>>息子の扱いに正直に文句垂れるとことか。グインってここぞという急務場面では徹底的に無駄口は排除させる方針だけど(当たり前か)、ちょっと脇道にそれると、マリウスとかこのカラヴィア公とか、お喋りであけっぴろげな人物に好意を持つのねん。シルヴィアもその部類だったし。
 中原という異世界で名もなく死んでゆく竜騎兵の運命に思いを馳せるグイン。豹頭の彼ならではの反応。アモンはずばりグインの「外見コンプレックス」を突いてきましたねえ。どこまでグインをピンチに追い込めるかな?

 読み方、意味を調べた漢字。陪食、ばいしょく。身分の高い人と一緒に食事をすること。飄逸、ひょういつ。世俗のわずらわしさを気にしないで のびのびしていること。洒脱、しゃだつ。俗気がなく、さっぱりしていること。