かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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グインサーガの外伝17巻目を読んでみた・続き

 ゴーカイジャーのような作品が作れるのは日本が海賊の被害を殆ど被ってないからかもなー、とふと思う。実際には時たま海外で襲われているそうだが。

 相棒ランの献身によってジップの海賊船より逃走したイシュトヴァーンは、彼に興味をもった《黒い公爵》ラドゥ・グレイの助力を得てジップを倒したものの、ランや仲間の少年たちを救い出すことは叶わなかった。一人生き残ったイシュトは慚愧の念に苦しみつつもラドゥと共に宝島に上陸し伝説の財宝を目の当たりにするが、既に彼の心は宝から離れていた。封印のとかれた島は突如大地震を起こし、再び一人きりとなったイシュトは海を捨てて中原に旅立つことを誓うのであった。

 え、なに一人で物思いに沈んでんの?せめて置き去りにした仲間だけでも助けられるようどうにか動けよ(汗)!それとも置き去りにした時点で実は彼らの運命は絶望的ってこと!?ひ、ひでーw。この時の教訓は盗賊~モンゴール再興時代には全く生かされなかったことも判明したな(-_-;)。 

 上巻は「ほぼ予想通りの内容」とブログにも書いたが、下巻はなーんか違った方向に話が動いた感じ。この話、イシュト×ラン(リバーシブル可)の物語かと思ってたら、ラドゥ×イシュト(リバーシブル不可)のお話だったんですね実は。しかもライゴールのラン、まさかの前半退場(涙)。いや、正確には「下巻の前半」なので、トータルでは中盤のクライマックスでの衝撃的な死ということになるのだろうか。実はラドゥさんが一番の悪党で、後編ではイシュトのちびっこ軍団とラドゥ一味によるお宝の血みどろ争奪戦が繰り広げられると思ってたのに……ラドゥさんは最後まで紳士のままだった。イシュトがラドゥとの決別を決意した直後にタイミング良く(?)、仲間の裏切りや大地震による混乱でイシュトは難なくラドゥから離れることができたわけだが、もしあの時何も起こっていなかったら、両者の間にはどんなやりとりが生じていただろうか?そして、生存が明言されたということは、実は本編に再登場する予定だったのかな?。>ラドゥ。でも、確かにちょっとカメロンとキャラが被ってる。
 明確な表現は避けられたが、海賊ジップに捕まっていたとき、ラドゥのお傍付きになったとき(劇中では「寵童」という言葉が使われていた)……「ご想像にお任せします」なことがいろいろあったようで(爆)。でも、ナ※スと※ァレの頃に比べると一時期に比べると挑発的な表現は抑え目なった感じ。

 読み方、意味を調べた漢字。猖獗、しょうけつ。好ましくないものがはびこって勢いを増していること。猖獗を極める。