かんまんこうろうひ・はてなブログ編

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ローデスサーガ&マルガサーガを読んでみた

 129巻まで読んだこのタイミングで、こちらの感想をあげるのです(笑)。
 作者自身による同人誌である以上、内容は一応女性向け。なので以下、折り畳みますので苦手な人は回避してください。あと、辛口な感想です。だって非常に面白くなかったんだもん……。




  • 「南から来た男(上)(下) -ローデス・サーガ1- 」
    • 黒曜宮内でただ一人、ろくでなしマリウスに理解を示し(?)続けてきた度量のある男、ローデス公ロベルト。あーそういえば盲目だから初対面時にグインの頭を触ってみたとかそんな描写があったなぁーと思い出したのは、本書のあとがきを読んでから。アキレウスさまの腹心というから壮年の人物と思いきや、実際にはナリスと互角にわたり合えそうな正統派な「お姫男子」だったのね。しかも劇中の会話から察するに本編での年齢も30と少しくらい(ローデスサーガでの年齢は26)?あらあらまー。
    • 清らかすぎるロベルトに誘拐犯のブライが心酔するのがあまりにストレートな展開でなんじゃこりゃ!劇中での役目(ロベルトに人と関わることの喜びを教える)を終えたあとの、ブライの劇中でのうっちゃられ具合も凄い。アム※リスのように殺されなかっただけマシか。上巻と下巻とでは違う話になっているような物語構成だが、あくまで同人誌だからいいのかな?
    • 陵辱の描写がやたら入れるの出すのデカイの痛いのとあれこれ直接的に記述してるわりに、全然エロスが感じられないのもある意味凄い(意図的に醸し出すのを避けたのかもしれないが)。にしてもロベルトとブライの主従関係、ロベルトとユリアスとレグルスの三角関係、ともに特に萌えるものじゃないんだよなあ。本編のほうが「ちょい萌え」できるシチュはたくさんあった。
    • 劇中で一番生き生きしていた(と思われる)レグルスくんの変態ぶり歪みっぷりがアリと被る(ビジュアルは真逆だが)。というか、アリもこのくらい本編で狂気むき出しにしても良かったのにとか思ってしまうイケナイ私。
  • 「凶星 -マルガ・サーガ- 」
    • 栗本先生がセルフ同人を出す上でこの人をスルーするなど絶対にありえない(爆)なナリス総受け本。しかしながら、最初の陵辱えっちからその後の甘甘w場面は、何も知らずに読んだら、ヴァレナリのカップリングに萌えた女子高生が本能の赴くままに初めて書いた同人小説と勘違いしそうなくらいのド直球ぶりだw。特に、ナリスを犯しながらひたすら思いのたけを喋りまくるヴァレのくだりとか。
    • ヴァレが「俺のナリス」とか言い出したり、ナリスに向かって直接「お前」呼ばわりしだしたのにはびっくり!そこまでナリスをヒロインにしたかったのか!?>作者。まあだからこそのセルフ同人誌なんだけど。
  • 「眠り姫の夜 -ローデス・サーガ2- 」
    • ナリス本が出るのは誰もが予想がついただろうが、この人までがこちらの世界に参戦(?)してくるとは!当時どれだけのファンが予想したんでしょーかね(^^;)?それも若い頃ではなくわりと最近という設定で(爆)。ええと、本編でロベルト公が股肱の臣中の臣であると描写され始めるのと、この本が出るのとどっちが先だったんだろう?
    • なかなかロベルトに手出しできなくてK端Y成の眠れる美女状態のアキレウス様(^^;)。そんな彼らに「早くくっつけ!」と思っていた諸臣の皆さん(汗)。あの黒曜宮がBLワールドの世界観に染まってる……!ケイロニアって性に溺れたりだらしなかったりする分は非常に厳しいと、くどくどシルヴィアを通じて描写されてきたけれど、真摯な交際でありさえすれば同性愛には寛容なのか。ふーん。